Column

外国人には厳しすぎる?日本の仕事や働き方の特徴とは

2018/11/12

日本の仕事はほんとうに厳しいのか

 

◆真面目すぎる日本人

 

日本に来て、電車が時刻表通りにやってくることに感激する外国の人は多いと聞きます。日本の鉄道の正確さは、世界に誇れるレベル。2~3分の遅れが生じただけでも「ただいまこの列車は3分遅れで運行しております。お急ぎのところ申し訳ありません」といった内容の車内アナウンスが入ります。たった3分遅れでもお詫びのアナウンス……普段いかに定刻通りに列車が運行されているかがよくわかりますよね。

 

◆厳しい?日本のビジネスシーンでは遅刻は絶対に厳禁

 

日本で働くことを検討しているのなら、絶対に知っておいてほしいことがあります。鉄道の例でもわかるように、日本のビジネスシーンは遅刻厳禁!

外国人の中には「アポイントにたった5分遅れただけで、クライアントからクレームを言われた。厳しすぎない?」「9時出社で9時3分に出社したら、叱られた。3分ぐらい遅刻のうちに入らないよね」なんて、注意されて内心面白くないと感じる人も多いよう。

けれど<徹底した時間厳守>こそが日本の習慣であり美徳。とくにビジネスの場で遅刻することを日本人はとても嫌います。遅刻=仕事のできない人、そういう認識だと言っても過言ではありません。日本で働くことを志す場合はくれぐれも遅刻をしないように。それはアルバイトでもパートでも正社員でも派遣社員であっても同じことです。

 

長時間労働は当たり前?

 

◆日本のブラック企業の存在

 

数年前から盛んにメディアを賑わすようになった言葉<ブラック企業>。外国人であっても、日本で働くことを目指す人の中にはこの言葉をご存じの人も多いのではないでしょうか。

 

いまでは<古い日本社会の悪しき習慣>とも言われてはいますが、まだまだ日本では長時間会社にいる人が「よく頑張っている人」、そう思われがちなのです。実際、朝は8時に出社し、帰りは終電まで社内にいて仕事を続ける。そんな会社員のなんと多いこと!

しかも自分の仕事はほんとうは終わっているのに、上司が帰らないから帰れない。そんな<おつきあい残業>をして、無駄な時間を社内で過ごしているというのもよく聞く話です。

 

長時間労働を強いるにも関わらず、残業代を支払わずにサービス残業をさせる。そんないわゆる<ブラック企業>の存在はいま日本国内でも大きな社会問題となっています。そんなブラック企業をなくすために、ここ何年かでようやく政府も本腰を入れ始めたようですが、残念ながら日本国内にはまだまだブラック企業がはびこっているのが現実です。

 

海外から見れば「日本の仕事は厳しすぎる」との声も。

 

海外、特にヨーロッパでは<週●●時間労働>と労働時間がはっきりと定められていることが多く、社員もそれを守るのが当然だと思っています。そのため日本以外の多くの国では「サービス残業」なんて考えはハナから頭になく「仕事が人生のすべてではない」と考える人が多いと思われます。

自国のそんなビジネススタイルになれていれば、日本で働きはじめると「日本の働き方は外国人には厳しい」と感じてしまう外国人は多いよう。

 

なお、日本の有給休暇の取得率は50%。これは世界30カ国の中で最下位となっており、日本が最下位となるのは2年連続となっています。ちなみに、ほかの国はどうかというと……次いで消化率が低かったのは韓国(67%)。そしてインド・イタリア(ともに75%)、アメリカ(80%)、メキシコ(86%)と続いています。一方、ブラジル・フランス・スペイン・オーストリア・香港の取得率は100%だったとのこと。(エクスペディアジャパン・2017年度調査)。

この調査結果ひとつをとっても、日本がいかに仕事社会であるかがよくわかりますよね。

 

外国人には厳しすぎる?日本の仕事や働き方の特徴まとめ

 

日本で働きたいとお考えの外国人の方は、まずとにもかくにも日本は時間厳守であることを覚えておいてください。さらに会社ごとに細かなマナーやルールが存在しており、勤務する以上はそれを守らなければならない、ということも。守れない人は、どんなに仕事ができようとも「問題がある」とみなされることが多いので、頻繁に注意を受けてしまうようなこともあると覚えておきましょう。

日本で働くことを考えているならば、まずこのあたりの事情をしっかりと知っておいたほうがいいと思われます。

その上で「はたして自分はそういう働き方ができるのか」をよく考えてみてから、日本での就職を検討してもいいかもしれませんね。