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転職時に給与交渉は可能!ただし必ず成功するとは限らない
転職活動の中で、入社前に企業と給与額を交渉することは可能ですが、給与交渉をしたからといって必ず希望の給与設定が実現するとは限りません。
交渉がうまくいくかわからない中、デリケートなお金の話題について企業の採用担当者とどのように話せばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは転職における給与交渉を考える上で最初に知っておきたい基本情報をまとめてご紹介します。
転職で年収アップを実現できた人は全体の約3分の1
転職後に転職前の年収よりも給与をもらえる人は、転職者全体のうち約3分の1であるといわれています。
そのため、転職前と後で給与があまり変わらない人や、むしろ転職前よりも給与が減ってしまった人も存在します。
年収アップが実現しなかった人の中には、求人サイトや企業ホームページに掲載されているモデル年収を想定して就職したものの、自分の給与はさほど高くなかったケースもあります。
そのため、就職前に採用担当者としっかり話し合い、自分の場合はどの程度の給与がもらえるのか事前に把握しておくことも重要です。
面接時に希望年収を聞かれた時ははっきり伝えてOK
企業によってタイミングなどに違いはありますが、面接で希望の年収を質問されることがあります。
その際は、面接時に給与の希望金額をはっきり伝えるとよいでしょう。
企業側としても新たに社員を迎え入れる上で、どの程度の人件費が発生するのかを早めに把握したい思いがあります。
そのため、曖昧に話を伝えるのではなく明確な数値を出すことが重要です。
ただし相場とずれた希望はマイナス印象に繋がる
給与交渉をする際に大切なのは、相場をふまえた希望給与額を伝えることです。
基本として現在の仕事を基準に月収の場合は1〜2万円ほど上乗せした金額、年収の場合は1.2倍程度の金額が目安です。
上記の金額と業界・職種・企業規模などの条件が似ている企業の給与相場を見比べ、大きなずれが生じないか確認しましょう。
また、ご自身のスキルや経験も判断材料になるので、交渉の前に希望額を完全に決めつけるのではなく、採用担当者の方との会話の中で柔軟に希望額を調整することが大切です。
転職者の給与決定方法
転職者の給与を決定する際は、会社の給与基準や前職での年収を参考にし、応募者のスキルへの評価を加味して決められることが多いです。
少しでも高い給与を得るために、前職の給与を水増しして転職希望先に伝える人が存在します。
しかし、源泉徴収の処理の際に正しい金額が明らかになるので、水増ししたことは必ず企業側に知られてしまいます。
この場合、企業からの信頼を失うことに繋がるので前職の給与は正直に伝えるようにしましょう。
転職における給与交渉のベストタイミング
転職における給与交渉は、採用担当者が切り出したタイミング・2次面接以降や内定後のオファー面談がベストタイミングであるといわれています。
ここでは、転職における給与交渉のベストタイミングや絶対に避けるべきタイミングについて詳しく説明します。
基本的に採用担当者が切り出したタイミングがベスト
法律上、採用担当者は内定時に年収を提示することが決められているので、絶対に給与の話を切り出してもらうことができます。
その際に給与交渉をおこなうとよいでしょう。
自分から給与交渉について切り出した場合、お金のことしか注目していないのではないかとマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。
2次面接以降か内定後のオファー面談が一般的
オファー面談とは、内定後に入社後の労働条件や仕事内容などについて説明するために実施される面談のことです。
内定が決まった際は、ここで具体的な年収の話をされることが多いため、給与の話を切り出された際に給与交渉をしてみるとよいでしょう。
また企業によっては内定を出す前に給与の話を持ち出すケースもあります。
この場合は2次面接以降に給与交渉の場が設けられるのが基本です。
1次面接で交渉するのは絶対NG
1次面接は、転職理由やこれまでの職務経歴などの求職者について深く知る機会として位置付けている企業が多いです。
そのため、1次面接の時点で給与交渉をおこなってしまうとお金にがめつい人であるという印象を与え、採用に悪影響をもたらす可能性があります。
1次面接では、採用担当者から給与の話を切り出されたとき以外は交渉をおこなわないようにしましょう。
給与交渉を円滑に進めるためのポイント
給与交渉を円滑に進めるためのポイントには、自分の市場価値を客観的にはかる・業界や職種の給与水準を確認する・転職のプロの意見を聞くという3つがあります。
ここでは、3つのポイントについてそれぞれ詳しく紹介します。
自分の市場価値を客観的にはかる
給与の交渉をする前に、自分の経験やスキルが転職先でどのように役立つか客観的に判断し、それに応じた年収を希望するようにしましょう。
スキルや経験を過大に判断し相場から大きくずれた年収を希望してしまうと、自信過剰な人だとマイナスの評価を受けてしまいます。
自分の希望金額よりも客観的な自分の市場価値を優先して、給与交渉をおこなうようにしましょう。
業界・職種の給与水準を確認する
特に未経験の業界・職種に転職しようと考えている場合、その業界・職種の給与水準を確認しておくことが重要です。
自分の現在の年収を基準にして給与交渉をおこなうと、業界の相場と大きな差が生まれてしまう可能性があります。
業界の給与水準と自分のスキル・経験を照らし合わせて、適切な希望の給与額を伝えると交渉成功の確率が上がります。
転職のプロの意見を聞くと安心
円満な給与交渉や転職での年収アップの実現に不安を感じている方には、転職のプロである転職エージェントの活用もおすすめです。
専門知識が豊富なキャリアアドバイザーにご自身のスキルや経験を客観的に分析してもらったり、市場価値と給与水準を比較してもらったりすることで、より万全の選考対策を進めることが可能です。
また、転職エージェントによっては給与交渉を代行してもらえることもあります。
給与交渉の代行を依頼したい場合は、そのようなサービスをおこなっているかどうか事前に確認しておきましょう。
転職活動を進める上で、経験豊富なプロに相談したい方はぜひ、フェローシップをご利用ください。
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転職時の給与交渉を成功させてよりよい環境で働こう
転職を希望する企業に対して、面談時にいきなり給与の話を切り出したり給与に関する質問に即答しすぎたりすると、悪い印象に繋がってしまいます。
また、給与交渉はあくまでも交渉であるため、一方的に条件を提示するのではなく、自分の経験やスキルなどの明確な根拠に基づいておこないましょう。
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