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新型コロナウィルスなどで経済状況がまだ不透明な中でも、自分らしい働き方・キャリアアップを図っていきたい思う方は多いのではないでしょうか。
派遣で働くメリットとして、キャリアアドバイザーにキャリアの相談ができたり、家庭や育児などのライフプランとの両立のしやすさ、副業や期間を定めて就業できる点が上げられます。
その反面、雇用期間が限定されて自分のキャリアプランが思うように描きづらく、悩まれている方も多いと思います。
そこで今回は、派遣という働き方でもキャリアを諦めず、自身に合った働き方を実現する方法をご紹介します。
フェローシップでは、ひとりひとりの理想を叶えられるように派遣のプロが皆さまをサポートします。
どのようなキャリアプランが描きたいかをご一緒に考えながら、皆様にぴったりとフィットする働き方・派遣先のご紹介が可能です。
派遣社員として働くことを考えている方は、是非一度フェローシップのホームページをご覧ください。
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キャリアアップと安定を両立させたい人必見!【無期雇用派遣】とは
派遣社員としての働き方には、大きく有期雇用派遣と無期雇用派遣の2種類があります。
そこで、両者の仕組みや違いなどについて説明をします。
無期雇用派遣の仕組み
無期雇用派遣として働く場合にも、派遣会社への登録が必要になります。
その後、派遣会社から紹介を受け、採用が決まると派遣先の会社で派遣社員として働くことになります。
無期とあるように、無期雇用派遣では勤務開始時に働く期間を設けることはありません。
同じ会社の同じ部署でも長期間働くことが可能です。
派遣先の企業との契約が終了した場合にも派遣会社との契約は続き、新しい職場が決まるまでの空白期間にも給与が支払われることになります。
一般的な有期雇用派遣(登録型派遣)の仕組み
有期雇用派遣として働く場合、派遣会社に登録をすることが必要になります。
その後、派遣会社から紹介を受け、見事採用が決まると派遣社員として働くことになります。
有期とあるように有期雇用派遣では勤務開始時に「〇月〇日~〇月〇日まで」と働く期間が定められます。
さらに、同じ企業の同じ部署で働き続けられる期間は最長3年です。
例外もありますが「どんなに長く続けても3年後には別の勤務先に変わるだろう」と予め知っておくと、その後の準備がしやすいでしょう。
有期雇用派遣として働く際には、派遣先で仕事をしている期間にのみ給与が支払われます。
契約終了後は、次の勤務先で働き始めるまで収入は無くなってしまうので注意しましょう。
有期雇用派遣と無期雇用派遣の違い
有期雇用派遣と無期雇用派遣には、いくつか違いがあります。
- 同じ企業の同じ部署で働ける年数期限の有無
- 派遣先との契約終了後にも給与が支払われるかどうか
という違いは真っ先に挙げられるでしょう。
一方で、安定した給与が得られる代わりに、無期雇用派遣として働くためには採用面接や選考試験などのハードルを乗り越える必要があります。
また、ライフスタイルに応じた働き方の変化は有期雇用派遣の方が容易かもしれません。
令和4年の厚生労働省の調べでは、令和2年の派遣労働者数は約193万人。
その内、無期雇用派遣労働者は約72万人で、その割合は約37%と全体の半分以下となっています。
派遣社員として働く人の大半は、有期雇用派遣であるといえるでしょう。
無期雇用派遣と正社員との違い
同じ企業で制限なく働くことができる、という条件から「無期雇用派遣と正社員の違いはどこにあるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
しかし、無期雇用派遣と正社員の間には違いが存在します。 ここでは大きく2点、違いをご紹介します。
1点目は、無期雇用派遣には契約終了を迎える可能性があるという点です。
無期とはいえ、派遣社員として働いていることに変わりはありません。
派遣社員がいなくとも人手が足りている、企業の業績が悪化して派遣社員を雇う余裕がないという理由で契約を打ち切られてしまうリスクが無期雇用派遣には存在します。
2点目は、雇用されているのが派遣会社か勤務企業かという違いです。
無期雇用派遣は、派遣会社に雇用されています。
そのため、社会保険や福利厚生は派遣会社のものを利用することになります。
一方で、正社員は勤務企業に雇用されているため社会保険や福利厚生も勤務企業が定めたものを利用することになります。
ただし、2020年4月より施行された「改正労働者派遣法」により派遣社員と正社員の間に不当な待遇差がある場合には、その待遇差を無くす取り組みをおこなうよう定められました。
無期雇用派遣で働く方法
無期雇用派遣としての働き方に魅力を感じるけれど「どうすれば無期雇用派遣として働けるのか分からない」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで、無期雇用派遣として働く方法を2つご紹介します。
1つ目は、無期雇用派遣を募集している派遣会社に応募をする方法です。
その際、エントリーシートの提出・採用試験といった多くのステップを踏むことが必要となるため、充分な準備をしてから臨むとよいでしょう。
2つ目は、有期雇用派遣から無期雇用派遣に転換する方法です。
有期雇用派遣として働く場合、同じ企業の同じ部署では3年以上働くことはできないというルールがあります。
しかし、部署を変えて同じ会社で働き続ける・派遣会社を切り替えて同じ会社の同じ部署で働き続けることは可能です。
そうして、同じ会社で通算5年働くことができると「無期雇用派遣になりたい」と申請できます。
この申請によって、有期雇用派遣から無期雇用派遣へと転身が実現されます。
ただし、派遣会社によっては同じ会社で5年間勤めあげた時点で雇い止めをするとの規則を設けていることがあります。
無期雇用派遣としての転身を考えている方は、事前に確認をしておきましょう。
多くある!無期雇用派遣のメリット
無期雇用派遣として働く際に得られるメリットをご紹介します。
給与が安定している
無期雇用派遣の大きなメリットのひとつとして、給与が安定していることが挙げれます。
無期雇用派遣は、有期雇用派遣と違って常時雇用されている状態ですので、派遣先が決まっていない状態(待機期間中)だとしても、給与が支払われます。
また、無期雇用派遣の場合は月給制を採用されていることが多いです。
そのため、有期雇用派遣の時給制と違って、毎月の支払われる給与額にバラつきが生まれにくく、一定の金額を継続して受け取れることができます。
同じ職場で3年以上働くことができる
派遣で働く場合は、基本的に同一の組織で3年以上勤務することができません。
これは雇用期間が決まっている不安定な働き方で働く労働者のリスクを減らすための決まりで、労働者派遣法で定められています。
ただし、無期雇用派遣の場合はこの限りではありません。
無期雇用派遣は派遣会社と無期限の雇用関係を結んで、派遣という形で働く就業スタイルです。
雇用期間が限定されていなく、一定の安定した雇用関係が実現できているため、労働者のリスクを低減できているのです。
無期雇用派遣なら、同じ職場で長期間にわたって働き続けられるため、スキルアップしやすく、将来的なキャリアも作りやすくなります。
有期雇用派遣の場合、頑張って知識やスキルを身につけても次の派遣先では活用できなく、また新しく覚えなおないといけないといった非生産的なことがしばしば起きてしまいますが、無期雇用派遣ならその心配もありません。
昇給・賞与制度があるところも
無期雇用派遣の場合は、正社員と同じように昇給・賞与制度が設けられていることがあります。
雇用契約を結んでいる派遣会社が派遣先での普段の働きを確認し、評価して昇給ラインに達していれば、昇給することができます。
賞与に関しては、派遣会社の業績に合わせて給与とは別に支払われます。
昇給・賞与のタイミングは、派遣会社によって異なりますが、年に数回あることもあります。
正社員のように普段の頑張りが収入アップに繋がるので、仕事にやりがいを持ちやすく、モチベーションも維持しやすいです。
また、定期的に仕事の取り組みについて振り返ることもできるので、自分の成長を実感することもでき、充実感を感じやすいというメリットもあります。
交通費が支給される
無期雇用派遣の場合は、正社員と同じように交通費も支給されます。
給与が安定しているだけでなく、手取り額も増えるので正社員と近い金額を受け取ることが可能です。
未経験の業種でもチャレンジできる
通常の有期雇用派遣ではひとつの職場にいられる期間が決まっていますが、無期雇用派遣の場合は長くひとつの職場で働くことができます。
未経験の業種であっても長期的に働くことができるので、スキルや経験が無くても努力次第ではチャレンジすることができます。
やりたい仕事だけど未経験だからと敬遠していた場合は、無期雇用派遣を活用して思い切って挑戦してみるのもよいでしょう。
研修やキャリアアドバイスなどサポートを受けられる
無期雇用派遣のメリットとして、研修やキャリアアドバイスなどのサポートを受けられることも挙げれます。
無期雇用派遣をおこなう派遣会社は、キャリア形成支援制度といって、派遣社員の方が長期的なキャリアを形成できるように研修やサポート制度を整えることが法律で定めれています。
有期雇用派遣とは違い、無期雇用派遣なら派遣会社が用意する研修やサポート制度をうまく活用して、スキルを身につけながら長期的なキャリアを形成することができるので、将来の不安を解消することができます。
フェローシップの「スーパーアシスタント派遣サービス」
フェローシップではスーパーアシスタント派遣サービスを実施しています。
本サービスは完全育成型の無期雇用派遣サービスとなっており、希望者の思い描くキャリアプランや理想を実現すべく、各々にあった研修をもとに就業を目指します。
月給制を取り入れているだけでなく、昇給・評価制度もあるため、安定した収入を得た上で頑張りに応じた収入の増加が可能です。
また、専属のキャリアコーチが付くため、派遣先のプロジェクトに携わる中で生じた悩みや不安にもしっかりとしたサポートを受けることができます。
スーパーアシスタント派遣サービスに興味のある方は、是非こちらのページをご覧ください。
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ただし、デメリットと感じる部分もあるので注意を
無期雇用派遣は選考の流れがちょっと違うので注意
「無期雇用派遣」は書類選考や適正テストが必要な所もあり正社員雇用と同じような流れで採用される所が多いため、注意が必要です。
通常の派遣のように派遣会社に登録してすぐに仕事を始めたい方は、無期雇用派遣は合っていない可能性があります。
自由な働き方ができない可能性も
派遣社員として働くメリットのひとつに、自分にあった自由な働き方がしやすいことが挙げられますが、無期雇用派遣の場合は状況によっては難しくなることもあります。
無期雇用派遣では、自分で好きな職場を選ぶことができなかったり、働く時間が決まっていたり、派遣ならではの働き方できない可能性があります。
ただし、事前にキャリアアドバイザーとしっかり話していれば、自分に合う職場を選んでくれますし、土日祝日が休みの会社も多く休みが決まっているために計画を立てやすくなるといった面もあります。
あくまでもデメリットに感じるかどうかは、人によって異なります。無期雇用派遣の特徴を把握し、自分にとって合っているかどうか判断してみましょう。
違いを知った上で自分に合った働き方を選択することが大切
一口に「派遣社員」といっても、さまざまな種類の働き方があります。
パートや契約社員といった仕事形態を含めれば、さらに選択肢は増えるはずです。
それぞれの違いを知り、自分に適した働き方が選べるように検討しましょう。
ライフスタイルに合わせて柔軟に働ける「短期派遣」
派遣の1つの働き方に短期派遣というものがあります。
短期派遣とは、2〜3か月ほどの短い期間で働く契約での派遣形式です。
短期間で終了するため、自分のライフスタイルと合うものが探しやすい特徴があります。
「家事や介護で忙しいけれど外に出て働きたい」といった方でも働きやすい派遣形式ではないでしょうか。
さまざまな業種を経験してみたいと考える方にもおすすめです。
長期スパンで働くことのできる「長期派遣」
派遣の1つの働き方に長期派遣というものがあります。
長期派遣とは、3か月以上の契約が基本で、契約更新を繰り返すことで長期的な就労に繋がっていく形式です。
契約期間が長く続くため、安定した収入を得やすいというメリットがあります。
また、新しい人間関係を構築しやすいというのも魅力的な点だといえるでしょう。
一方で、人間関係や業務内容に慣れ親しむことで、更新終了の願い出がしにくくなるデメリットも考えられます。
長期派遣に興味のある方は、こちらの記事もご参照ください。
▶︎長期派遣の魅力とは?短期派遣との違いやメリット・デメリット
正社員への近道「紹介予定派遣」
派遣社員としての働き方を検討する方の中には「正社員として働きたい」という想いをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そうした方には、紹介予定派遣もおすすめです。
紹介予定派遣では、派遣先の企業と派遣社員が将来的に直接雇用を結ぶ前提があります。
そのため、派遣期間に企業と派遣社員の合意が取れ次第、正社員となることが可能です。
紹介予定派遣の制度を活用することで、正社員となる前に社内の雰囲気や業務内容を知ることができミスマッチを防げるメリットがあります。
紹介予定派遣に興味のある方は、こちらの記事もご参照ください。
▶︎コロナ禍だからこそ知っておきたい!紹介予定派遣のメリット・デメリット、注意点とは
登録型派遣でも、実は長期キャリアプランが望めます
登録型派遣として、派遣社員となっても長期キャリアプランを掴むことは充分に可能です。
平成25年4月に労働契約法が改正されたことにより、期間の定めがある派遣就労(有期雇用契約)が通算5年を超えて契約がされた場合、期間の定めがない「無期労働契約」に転換できるようになりました。
つまり、登録型派遣として勤め始めても無期雇用派遣として就業することが可能です。
無期労働契約に転換されると、派遣会社が雇用を保証してくれますので、更新時期に近づいてくるにつれ期限を気にしたり、突然の契約終了により収入やキャリア途絶えてしまう心配がなくなりますので、安定的に就業やキャリアプランを考えることができるでしょう。
また、無期労働契約にこだわらずとも、派遣社員としての経験を重ねることは社会人としてのスキルアップやライフスタイルの充実に繋がります。
さまざまな人に出会うことや、幅広い職種に従事できることは、派遣社員ならではの強みになります。
自身が将来的に望む人物像や叶えたい目標を設定し、今の自分に合う仕事をすることで長期的なキャリアプランも実現できるでしょう。
登録型派遣で働くためにはまず派遣会社へ【登録】が必要
元々は派遣会社が登録会場と呼ばれる指定された場所に求職者が来社し、集団で派遣の説明を受けるスタイルが主流でしたが、昨今、電話登録・WEB登録やスカイプ・LINE電話を利用した派遣登録が主流になりつつあります。
いくつか方法はあるものの一貫して言えるメリットとしては、コロナ禍の中で不要な接触を防げること、就業中でなかなか時間が取れず来社できない方が気軽に登録ができる点です。
また予め、履歴書や職務経歴書をメールや指定されたページに記載をおこなうだけで、派遣登録時に専任のキャリアアドバイザーから、キャリヤや志向に併せて他のおすすめの求人を紹介されたり、求人媒体には載っていない会社が独占で所有している「非公開求人」などの紹介を受けれるケースもあるため、ご自身で考えていたキャリアビジョンにより合った仕事紹介のサポートが期待できます。
フェローシップでは、無期雇用や紹介予定派遣も含めたさまざまな派遣求人をご用意しております。
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まとめ
無期雇用派遣は、年数の制限なく同じ環境で働き続けることが可能な制度です。
契約の有無にかかわらず安定した収入が得られる点や、長期間に渡って仕事に従事ができることからスキルアップが見込める点は、魅力的だと言えるでしょう。
一方で、無期雇用派遣の他にも、派遣社員としての働き方にはさまざまな種類があります。
一つの形態にこだわって考えるのではなく、視野を拡げて多くの働き方を調べてみることで、自分に適した働き方を選ぶことができるでしょう。
全てをひとりで考えて選び抜く必要は全くありません。
例えば、
フェローシップでは多種多様の求人情報を取り揃えて皆さまをお待ちしております。
業界・職種・各企業に深い知識を持った派遣のプロが、みなさまの希望を叶える派遣先や働き方をご提案することが可能です。
キャリアプランを描くことに悩ましさを感じる方には、理想のキャリアプランを見つけ出す部分からお手伝いさせていただきます。
ご興味のある方は、是非、フェローシップのホームページや求人をご覧ください。
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