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2023.01.03
長期派遣と短期派遣の違いとは?特徴やメリット・デメリットを比較[派遣2]

ライフスタイルに合わせて働き方を柔軟に調節できる派遣という働き方は、近年人気が高い就業形態のひとつです。

今回はそんな派遣の中でも特に「長期派遣」と「短期派遣」について、特徴やメリット・デメリットを比較しながら解説します。

それぞれのスタイルに向いている人の特徴も合わせてご紹介します。


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長期派遣とは?短期派遣との違い

同じ派遣の働き方でも、長期派遣と短期派遣とでは勤務形態や契約の内容に違いがあります。

ここでは長期派遣の特徴について詳しく解説します。

そもそも「派遣」とは

初めに前提となる「派遣」という働き方について簡単にご紹介します。

派遣とは派遣会社と契約を結び、さまざまな企業に赴いて業務にあたる働き方です。

求職者は派遣会社の担当者と相談しながら自分の希望にあった求人を選び、応募します。


雇用契約を結んでいるのは派遣会社ですが、実際に業務をおこなうのは他の会社である点が特徴といえます。

そのため、派遣会社の福利厚生が適用され、給与の支払いもとも派遣会社であることもポイントです。

アルバイトとの違いなど、より詳しい解説はこちらの記事で確認できるので、興味をお持ちの方はこちらを参考にしてください。

▶︎今更聞けない派遣の基本!「派遣」の定義や働き方、アルバイトの違いとは

契約期間の違い

「短期派遣」と「長期派遣」の最大の違いは、その名の通り契約期間の長さです。

派遣会社によって若干の差はありますが、一般的に短期派遣は2〜3ヶ月、長期派遣は3ヶ月以上同じ職場で連続して勤務することを指すといわれています。

契約更新の有無

短期派遣の場合は、契約期間(2〜3ヶ月)を満了したタイミングでその契約は終了となるケースがほとんどです。

一方で3ヶ月以上の勤務となる長期派遣では、初回契約から1〜2ヶ月後に契約が更新される場合が多いです。

最初の契約更新以降は、3ヶ月から6ヶ月程度の長期的なスパンで再度契約更新を繰り返し、長期的な勤務に発展します。

派遣には「3年ルール」が存在する

長期派遣の場合、3ヶ月や6ヶ月のスパンで契約更新が続くとお伝えしましたが、派遣社員と派遣先企業の双方が希望したとしても3年を超えた長期契約はできません。

これは労働者派遣法という法律で「派遣社員が同一の派遣先で就労できる期間は最長3年まで」と定められているからです。

引き続き同じ職場で働きたい場合は、派遣契約以外の方法で再度契約し直す必要があります。

いくつかの例外はありますが、基本的に長期派遣の場合でも最大で3年までしか1つの職場で働き続けることは認められていないので注意してください。

3年ルールの例外:無期雇用派遣とは

3年ルールの例外のひとつに「無期雇用派遣」という制度があります。

正式名称は「常用型派遣」といい、派遣期間を定めずに契約を結ぶことができる就業形態です。

無期雇用派遣として採用された場合、派遣会社と無期限で契約を結ぶため、派遣先企業での契約を終え次の派遣先を探している待機期間の間も派遣会社から給与が支給されます。


無期雇用派遣は非常に人気が高いため、採用されるにはいくつかの選考を突破する必要はあります。

無期雇用派遣についての詳細や選考突破の秘訣はこちらの記事をご確認ください。

▶︎派遣で働きながらキャリアアップできる「無期雇用派遣」のメリット・デメリットとは

主な仕事内容の違い

短期派遣と長期派遣には契約期間や更新についての違いがあるとお伝えしました。

この違いは、それぞれの形態で任せられる仕事内容の違いが関係しています。

短期派遣の場合は繁忙期におけるサポートや、比較的業務内容が覚えやすい単純作業が主な仕事になります。


一方で長期派遣の場合、ある程度慣れが必要な業務内容やある程度のスキルが必要な仕事が多いという傾向があります。

特に事務やコールセンター、ITエンジニアなどの仕事の需要が高いです。

長期派遣の5つのメリット

ここでは長期派遣ならではのメリットを5点ご紹介します。

安定した収入が得られる

長期派遣では、短期派遣と比べて安定した収入が得られます。

派遣社員は契約期間中のみ給与が発生するので、契約が終了し次の派遣先を探している間は収入を得られません。

長期であればある程度の期間契約期間が続くので、短期と比べて収入が得られない期間が少なくなります。

また、専門性やスキルを求められる仕事が多い長期派遣は、短期派遣よりも時給や待遇が良い求人が多いです。

携わる業務の幅が広がる

長期的な見通しのもと業務が割り当てられるため、業務の幅が広いのも長期派遣の魅力のひとつです。

単純作業の多い短期派遣とは異なり、各企業・業界ならではの仕事に携われる場面も多い傾向があります。

派遣の自由度の高さを活かしつつも、仕事を通したやりがいや達成感を感じたい方にもおすすめです。

未経験であっても挑戦しやすい

また、育成期間を設けることで未経験であっても挑戦しやすい求人もあり、仕事を通したスキルアップが狙える可能性も高いです。

しっかりとスキルを身につけることで仕事の幅も広がり、結果として給与などの待遇向上も狙えます。

一度しっかりと経験を積むことで、次の派遣先企業の選択肢を広げられるともいえるでしょう。

人間関係を構築しやすい

正社員と比べてさまざまな職場を経験する派遣だからこそ、人との出会いを大切にしたい方も多いのではないでしょうか。

長期派遣では人間関係を構築しやすいのもメリットです。

せっかく同じ職場で勤務していても、短期派遣の場合3ヶ月程度で離れなければなりません。

長期派遣を通して、人脈を広げることに大きなやりがいを感じる方も多くいます。

直接雇用に繋がる可能性も

派遣社員の場合、最長で3年までしか同一の職場で働くことができません。

しかし、自社の業務にも慣れており、長期的に貢献してきた派遣社員は、派遣先企業にとっても魅力的な人材です。

そのため、派遣契約を解消し正社員として登用するケースも少なくありません。

短期派遣の場合はなかなか業務への習熟度や企業との関係性を高めるのは難しいです。

しかし、最長で3年勤務できる長期派遣の場合、企業や同僚とより良い関係を築くことで正社員を十分目指すことができます。

長期派遣の3つのデメリット

何事にもデメリットものは存在します。

長期派遣として働く上で考えられるデメリットを3点ご紹介します。

正社員との違いを感じる可能性も

長く1つの職場で働くことで見えてくるものもあるかもしれません。

やはりより長期的に働くことになる正社員と比較してしまうと、派遣社員に任される仕事の内容に差を感じてしまう場合もあります。

もちろん企業によっては正社員と同等の仕事に携わるケースもありますが、5年や10年などの長期的なプロジェクトなどに派遣社員が関わるのは難しいのも事実です。

契約更新を断りにくい

派遣社員の中には、長期的に働いている関係で契約更新を断りにくいと感じる人もいます。

ライフスタイルに合わせて派遣先を選ぶことで、勤務時間などを柔軟に調整できるのは派遣の大きな魅力です。


とはいえ、長期派遣として同僚との人間関係などを築いていくうちに、働き方を変えたいと思っても契約を断りきれずにいる方もいるようです。

こういった場合には、派遣会社の担当者に相談することをおすすめします。

契約を更新しないのは派遣社員の権利です。

より円滑に契約更新をしないことを伝えるためにも、経験豊富な担当者の力を借りてみてはいかがでしょうか。


こちらの記事では、契約を更新したくない時の対処法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

▶︎派遣を更新しない場合の伝え方!円満に契約を満了する上でのポイント

必ず契約が更新されるとは限らない

注意していただきたいのは、長期派遣といっても必ず契約が更新するとは限りません。

企業との相性もありますが、企業側の事業方針の変更などで予定よりも契約更新が少ないまま満了となってしまうケースもあります。

あくまでも長期派遣は短期派遣とは異なって契約更新されるケースが多い認識で臨むことが大切です。

短期派遣の5つのメリット

長期派遣やその他の働き方と比較して、短期派遣のメリットといえるポイントを5つご紹介します。

様々な環境で働くことができる

短期派遣で生計を立てる場合、ひとつひとつの案件が短期間で終わるため、必然的に様々な職場環境を経験することができます。

同じ職種であっても会社ごとに業務内容や仕事の進め方が異なるので、その分スキルや対応力を磨くことができます。

また、人間関係の観点からも新たな出会いが豊富なので、働く中で得られる刺激は多いでしょう。

幅広い業務に挑戦しやすい

短期派遣は繁忙期にとにかく人手が欲しい企業などの求人が多く、初心者や未経験者でも挑戦しやすい業務内容である場合が多いです。

そのため、短期派遣を中心にこなすことで幅広い業界・職種の仕事に携わることができます。

働く上で変化を感じたい方や、自分に向いている仕事を実際に働きながら探したい方にとってメリットは大きいといえます。

専門知識が不要でこなしやすい仕事が多い

未経験でも挑戦しやすい求人が多いことは、働く上で専門的な知識や高度なスキルが求められないとも言い換えることができます。

そしてこれは、できる限り働く上でプレッシャーを感じたくない方や、スキルアップや仕事のための勉強などに時間を使いたくない方にとってもメリットは大きいです。


趣味や家事、育児などプライベートを優先し、仕事はやりがいよりもいかに効率よく収入を得られるかで選びたい方も少なくありません。

そのような方にとって、負担の少ない短期派遣はメリットが大きい働き方です。

短期間で働けるため予定を組み立てやすい

短期派遣はその名の通り短期間で1つの案件が終わるため、予定を組みやすいメリットがあります。

長期派遣のように更新のタイミングで今後どの程度働くかが決まる際、半年先や一年先の計画を立てるのは難しい場合があります。

それに対して短期派遣の場合は原則として契約更新をしないため、契約期間が明確に定まっている点が魅力です。

人間関係面での煩わしさが少ない

1つの職場で継続して働かない短期派遣は、職場の人間関係を最低限に抑えたい方にもおすすめです。

働く上でのストレスや転職理由として人間関係をあげる人は少なくありません。

短期派遣の場合は1つの職場に在籍する期間が定まっているため、人間関係の煩わしさが少ないと感じる人が非常に多いです。

仕事をする上で人間関係に時間や心を割きたくない方にとっても、短期派遣はメリットが大きい働き方といえるでしょう。

短期派遣の3つのデメリット

反対に、短期派遣で働く上でデメリットとなる点を3つご紹介します。

何事にもメリットとデメリットの両面が存在するので、ご自身の理想の働き方や現在の状況と照らし合わせて見てください。

収入が安定しない

短期派遣の場合、1つの職場で採用されても働く期間が短いため収入が変動しやすいです。

求人ごとに時給や交通費等各種手当の支給条件が異なるため、同じ時間働いたとしても 収入が変化するといえます。

また、契約期間が終わったあとすぐに次の職場が決まらなかった場合、働いていない空白期間が生じる可能性があることには注意が必要です。

転職をする際などに経歴としてアピールに使いにくい

現在は派遣社員として働いていても、ゆくゆくは転職で正社員を目指したいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

転職活動では一般的に職務経歴書としてこれまで自分がどのようなキャリアを歩んできたのかまとめて記載した書類を提出します。

もちろん派遣での経験も立派なキャリアなので明記して問題ありませんが、短期派遣の場合は長期的なプロジェクトや大規模な案件に携わる機会が少ない傾向があります。

そのため、捉え方によってはアピールポイントに繋がりにくいといえるでしょう。

頻繁に仕事探しが必要

派遣社員は契約満了日が近づくと、派遣会社の担当者と相談しながら次の職場を探します。

短期派遣は契約期間が短いため、長期派遣と比べると必然的に仕事探しの頻度が高くなります。

これはメリットの裏返しではありますが、頻繁に新たな職場や業界に挑戦できるからこそ、企業情報を調べたり新たな業界の基礎知識をつけたりといった手間もかかります。

人によってはこれらの労力がデメリットに繋がるでしょう。

メリット・デメリットをふまえて自分にあった働き方を

派遣の中でも収入が安定しておりやりがいも感じやすい長期派遣は、非常に人気の働き方のひとつです。

3ヶ月から3年程度の期間のなかでスキルアップが目指せるので、理想のキャリアの形成にも役立つといえるでしょう。

今回ご紹介したメリットやデメリットを踏まえ、最も自分らしく働ける形を探してみてください。

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まとめ

派遣の中でも特に長期派遣と短期派遣の2つについて詳しくご紹介しました。

長期派遣と短期派遣とは、文字通り派遣の契約期間に違いがある点が特徴ですが、契約期間が異なることで担当する業務内容やライフスタイルが大きく変わります。

派遣の中でも安定した収入が目指しやすい長期派遣があっている方もいれば、短期派遣で短期間にさまざまな職場や業務を経験したい方もいらっしゃるため、一概にどちらがよいとは決められません。


本記事でご紹介したメリット・デメリットとご自身の希望のライフスタイルを照らし合わせて、自分らしい働き方を目指してみてはいかがでしょうか。

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