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2021.02.08
日本でエンジニアになる際に必要なビザの条件・申請方法、審査期間[グローバルエンジニア2]
日本でエンジニアとして働くことに興味のある方はいらっしゃいませんか。

日本でエンジニアに就くためには、エンジニアとして就労可能なビザの取得が必要です。 就労可能なビザを取得するためには、学歴要件や勤務先の要件など、様々な取得要件が定められてますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

今回は、外国人エンジニアとして働くために必要なビザの取得条件や取得方法、ビザ関連で困った時の相談先などについて詳しくご紹介します。
混同しやすいビザや在留資格の違いなどについても説明していますので、就労ビザについてあまり詳しくないという方もぜひ参考にしてください。

また、外国人エンジニアの就職・転職にはフェローシップがおすすめです。
エンジニアになりたい外国人へのフォローアップが充実していますので、ぜひご利用ください。

外国人が日本で働くためにビザが必要

ビザとは

ビザとは、一言でいうと、入国許可証のようなものです。
入国希望者に対し、自国へ入国しても問題ないと判断された場合に発行されます。

主に外国の日本大使館や日本公館で発行され、パスポートに印字されるのが特徴です。
ただし、短期滞在ビザ相互免除国からの入国や再入国制度を利用する場合はビザの取得が免除されます。

混同しやすい在留資格とは

在留資格とは

ビザとよく混同されやすいのが、在留資格です。
在留資格とは、外国人が日本に滞在するために必要な資格のことで、在留資格で許可された活動を日本で行うことが認められています。

外国から日本に降り立つ場合、ビザは主に外国で発行されますが、在留資格は日本国内で出入国在留管理庁(旧:入国管理局)で発行されるのが特徴です。

ビザと在留資格との違い

ビザと在留資格の違いは、ビザは日本に入国するために必要なものであり、在留資格は日本に滞在するために必要なものであるという点です。
よく混同して使われていますが、本来の意味では別のものを指します。

しかし、在留資格とビザをまとめてビザと呼ぶ場合も多いです。 この記事でも、わかりやすさのため、ビザと在留資格をまとめてビザと表現しています。

外国人エンジニアに必要なビザとは

外国人エンジニアに必要なビザは、以下の4種類です。

・「技術・人文知識・国際業務」の「技術」
・高度専門職
・特定活動
・地位又は身分に基づく在留資格

このうち、地位又は身分に基づく在留資格は永住者や配偶者など、日本での活動に制限のない在留資格、高度専門職は高度な外国人人材を採用するための在留資格、特定活動は法務省から個別に定められた活動等を行うことのできる在留資格です。

中でも、多くの外国人の方がエンジニアとして就職する際に取得するのが「技術・人文知識・国際業務」の「技術」ビザであり、以下では、この「技術」のビザの取得条件や取得方法について詳しく説明していきたいと思います。

外国人エンジニアとして働くために必要なビザを取得するためには

取得条件

外国人エンジニアとして働くために必要な「技術・人文知識・国際業務」のビザを取得するための主な条件は以下の通りです。

①次のいずれかを満たすこと
・職務内容と関連する科目を専攻して大学や専門学校を卒業していること
・10年以上の実務経験があること
②雇用契約を結んでいること
③日本人と同等額以上の報酬を受け取ること
④素行不良に問題がないこと

基本的には、以上の4つの条件を満たしていなければ、「技術・人文知識・国際業務」のビザを取得することができません。

ただし、エンジニアとして働く場合、法務大臣が定めら情報処理技術に関する資格を持っていると、学歴や実務経験がなくても「技術」のビザの取得が認められることがあります。
詳しい資格の一覧は、出入国在留管理庁のHPに掲載されていますので、確認してみるといいでしょう。

勤務する会社の条件

実は、就労可能なビザを取得するためには、「会社の経営状態の安定性・継続性」や「日本人と同等額以上の報酬を支払うこと」など、勤務する会社にも条件があります。
自分がビザの取得条件を満たしているからといって、必ずビザの取得許可が降りるとは限りませんので注意するようにしましょう。

予想されるビザ取得までの審査期間

ビザは申請から実際に取得できるまで、ある程度時間がかかります。
基本的には1ヶ月前後で取得できる場合が多いですが、申請に関する提出書類などに不備があった場合は2~3ヶ月かかることもあります。
ビザ取得までの審査期間にかかる時間を考え、余裕を持ったスケジュールでビザの申請を行いましょう。

外国人エンジニアが就労ビザを取得する手順

必要な書類を用意する

まずは、就労ビザを申請するために必要な書類を準備します。
ここでは、就労ビザの申請に主に必要な書類をまとめました。

基準を満たす本人の能力が証明できるもの

就労ビザの申請には、就労ビザの取得条件を満たすことを証明する書類が必要です。
例えば、実務経験の要件には職歴等を証明する書類、学歴要件には大学等の卒業証明書および成績証明書、情報処理技術に関連する資格要件には資格の合格証書や資格証書などが必要となります。

就業先が証明できるもの

就労ビザを申請するには、雇用契約書が必要です。
他にも会社によっては、事業内容に関する資料や労働条件を明示する資料の提出が求められる場合もありますので、早めに会社に確認してみるといいでしょう。

その他必要書類

その他にも、就労ビザの申請には、法務省のホームページからダウンロード可能な在留資格認定証明書交付申請書やパスポートの写し(提出必要はないが提出することが望ましい)などが必要です。
必要な資料の一覧については、出入国在留管理庁のHPに掲載されていますので確認してみてください。

出入国在留管理庁に提出する

就労ビザを申請するのに必要な書類が揃ったら、返信用の封筒を添えて、出入国在留管理庁に提出します。
書類の入れ忘れがないかしっかり確認し、審査期間が伸びても対応できるよう余裕を持って提出しましょう。

エンジニアとしてビザを取得する際に困った時の相談先

外国人在留支援センター

外国人在留支援センターでは、外国人の在留に関する様々な相談を受け付けています。
在留資格やビザに関する相談も受け付けているため、何か困ったことがあれば相談してみてもいいかもしれません。

外国人向けの就職・転職エージェント

より手厚いサポートを受けたい方は、外国人エンジニア向けの求人を扱っている就職・転職エージェントに相談してみるのがいいでしょう。

外国人向け就職・転職エージェントには、これまで多くの外国人の就職をサポートしてきた経験があります。
外国人の就職に強いエージェントに相談することで、経験豊富なスタッフに親身に対応してもらいながら、就職活動から入社手続きまでの一貫したサポートを受けることができるでしょう。

外国籍の方の就職・転職に強いフェローシップ

外国人向け就職・転職エージェントの中では、外国籍の方の就職・転職に強いフェローシップがおすすめです。

フェローシップでは、外国人エンジニアを目指す方向けのグローバルエンジニア事業部を運営しており、エンジニアになりたい多くの外国人をサポートしてきた経験があります。 これまでに培ってきた経験から、きめ細やかな在留資格に関するサポートやキャリア面談をおこなうことができ、あなたの理想のキャリアを実現するために様々なサービスを受けることができます。

エンジニアとして働くための就労ビザの取得条件や取得方法など、何かわからないことがあったら気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

外国人エンジニアとして活躍するにはフェローシップがおすすめ

外国人エンジニアとして活躍したいと考えている方には、外国人エンジニアの支援に力を入れているフェローシップのグローバルエンジニア事業部がおすすめです。

グローバルエンジニア事業部では、エンジニアになりたい外国人の方をまずフェローシップの正社員として雇用し、各自のキャリアプランや個人状況を踏まえた研修を受けていただいたあと、希望の職務内容に取り組める就業先で勤務していただいています。

正社員として、フェローシップの充実した福利厚生を受けることができるだけでなく、外国籍の方向けの就労ビザに関するサポートや日本文化・慣習に関する知識の提供なども受けることができ、より安心してエンジニアとして働き始めることができるでしょう。

就労ビザの取得から働き始めるまで、親身なサポートを受けて、将来エンジニアとして活躍できる人材になりたい方はぜひフェローシップをご活用ください。
※将来、外国人エンジニアとして活躍したい方はこちら

また、フェローシップでは、中国語を話せる方向けに中国語スキルを活かして働くことができる求人を集めた求人サイト「TENJee」を運用しています。
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