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「エンジニア」と聞くと男性ばかりをイメージする方も多いのではないでしょうか。
専門性が求められる男性ばかりの職場だというイメージから「興味はあっても自分は女性なので不安だ」「未経験なので転職は難しいかもしれない」とお悩みの方もいるかもしれません。
一般社団法人・情報サービス産業協会(JISA)の調査によると、女性エンジニアの割合は2018年度は19.3%であったのに対し、2020年度には21.1%に増加しています。
他の業種と比較すると女性の少ない職場であることは事実ですが、確実に女性の活躍が増えていることが分かります。
参考:JISA「2020年版情報サービス産業基本統計調査」
JISA「2018年版情報サービス産業基本統計調査」
そこで今回は、エンジニア未経験の女性がエンジニアに転職する方法や、転職活動時に気をつけたいポイントを解説します。
国籍を問わずグローバルな活躍も可能といえるエンジニア職に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
フェローシップでは、エンジニアに特化した転職支援サービスもおこなっており、未経験の女性の方でエンジニアに転職して活躍されている方も多くいます。
転職のプロに相談することで有利に転職活動をすすめることが可能ですので、ご興味ある方は一度ご連絡ください。
未経験の女性もエンジニアに転職できる
未経験の女性であってもエンジニアに転職することは可能です。
その理由や背景について詳しくご紹介します。
エンジニアの需要が高まっている
エンジニアという職種は、近年その需要が非常に高まっている職業のひとつです。
インターネットが普及し、あらゆる業界においてインターネットを活用した企業活動が求められるようになりました。
オンラインショッピングの導入やビッグデータを活用した業務の効率化など、これまでインターネットテクノロジーとは関係がないとみなされていた業界でも、技術や知識が不可欠となっています。
従って、エンジニアはあらゆる業界から需要がある、今最も必要とされる職種のひとつといえるのです。
需要が増加に伴い、多くの職場で人手不足が問題視されているのも事実です。
そのため、企業側も充実した福利厚生や柔軟な勤務体系を整えている傾向があるので、エンジニア職は自分らしい働き方を実現しやすい魅力的な職種であるといえるでしょう。
未経験可能な求人の数
エンジニア職であっても、専門的な知識や経験が重要ではない職種も存在します。
インフラエンジニアやテストエンジニアといった、プログラムの作成スキルが求められない職種の需要も高まっているため、エンジニア職であっても未経験歓迎の求人情報は増加しています。
未経験でもエンジニア職に挑戦できるチャンスは確実に増えているのです。
学習できる機会が増えてきている
インターネット技術の普及とエンジニアへの需要の高まりから、専門的な知識や技術を提供している学習サービスも拡大しています。
資格取得のためのセミナーや、エンジニア職に活かせる技術を学べる学習プログラムを活用することで、転職に備えたスキルアップをすることができます。
増えつつあるこれらのサービスを活用することで、自分の希望する職種への転職を有利に進められることにつながるでしょう。
福利厚生の整備
働くにあたって育児休暇や出産休暇など、女性にとって重要な制度の有無は大事ですよね。
一般的に男性の占める割合が多いエンジニア職ですが、上記のような女性にとって重要な福利厚生や労働環境が備わっている職場も多くあります。
慢性的な人手不足が叫ばれるエンジニア業界だからこそ、多くの女性に選ばれる職場に向けて制度を整える企業も多いです。そのため、しっかりと納得のいく職場を選ぶことができるでしょう。
実は沢山!エンジニアの種類
エンジニア職といっても、具体的な職務内容によって種類はさまざまです。
求められるスキルや職場環境も職種ごとに大きく変わってくるため、キャリアプランを踏まえて自分に合った職種を選ぶことが大切です。
今回は代表的な職種について仕事内容や必要となるスキルも合わせてご紹介します。 求人情報をチェックする際に参考にしてみてください。
インフラエンジニア
インフラエンジニアはシステムの裏側や土台を扱うエンジニアです。
設定業務なども多く、未経験であっても採用されやすい傾向にあります。
具体的にはクライアント端末の設定やネットワーク管理などの業務を行います。
CCNAやLPICといった資格を取得することが評価につながる場合も多いです。
テストエンジニア
テストエンジニアは、開発されたシステムの最終確認であるテスト業務を主におこなうエンジニアです。
実際にプログラミング言語を用いてシステムの構築を行うわけではないため、未経験であっても採用されやすい職種のひとつです。
システムに抜けや漏れがないかをチェックする役割なので、細かなことに目を向ける意識が重要となります。
システムエンジニア
システムエンジニアは顧客の要望を聞き出し、どのようなシステムをどうやって作るかを考えて設計書を書くエンジニアです。
一般的に実際にプログラミングを行うのではなく、あくまで求められるシステムとその作り方を考えるのが仕事といえます。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験といったITに関する基本的な知識に加えて、クライアントの業界にまつわるさまざまな資格を保有することが求められる職種です。
プログラマー
プログラマーはシステムエンジニアが作成した設計書をもとに実際にプログラミング言語を用いてプログラミングを行うエンジニアです。
対応する言語に応じてさらに細かく分けて呼ばれることも多く、ひとくちにプログラマーと言ってもプログラミング言語によって仕事内容が異なります。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験といった基本資格に加えて、Oracle認定Java資格やPHP技術者認定試験などのさまざまなプログラミング言語の資格が求められます。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアはWebサイトの中でもユーザーから直接見える範囲に特化したエンジニアです。
ユーザー視点に立ち、リピーターを増やすことなどを意識したWebサイト制作が求められます。
近年はWebサイトをモバイル端末に対応させる役割としても注目されています。
HTML5プロフェッショナル認定資格やWebクリエイター能力認定試験といった資格が役立つ職種です。
Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発や運用を行うエンジニアです。
Webクリエイター能力認定試験やWeb検定、Webプロデューサー試験などの資格に加え、ネットワークやキュリティ、マーケティングの知識なども活かすことができる職種といえます。
エンジニア未経験の女性が転職を有利に進めるポイント
エンジニア未経験の女性が転職活動に臨むにあたって、どのような点に注意するとよいのでしょうか。
転職活動を有利に進めるためのポイントについてご紹介します。
自身のスキルを洗い出す
アピールできる自分のスキルを把握することが重要です。
エンジニア職に活かせる資格や経験だけに限らず、これまでの職務経験から得たマネジメントスキルや課題解決力などは企業側にとって重要な判断基準です。
採用担当者がイメージしやすいように、これまでの経験について具体的なエピソードをつかってアピールしましょう。
求人を洗い出す
転職先を選ぶ中で、求められるスキルや人物像に注目して求人情報を洗い出すことも不可欠です。
自分のスキルや性格、キャリアプランと合っているかどうかは、転職先を決めるにあたって重要なポイントです。
求人情報を読み込み、自身とのマッチ度を意識しながら転職先を考えましょう。
また、希望する企業が求める人材を把握することで、選考に備えて自分に足りていない点や必要な対策を考えることにもつながりますよ。
転職エージェントに相談する
転職エージェントを活用することで、万全の状態で転職活動に臨むことができます。
転職のプロに自身の強みや活かせるキャリアなどを客観的に判断してもらえるため、より有効な選考対策を行うことが可能です。
フェローシップの
エンジニア職に特化した転職サービス「グローバルエンジニア事業部」では、資格取得の支援制度もあるため安心です。
エンジニアが国籍を問わず活躍するためのサポート体制が整えられているため、外国籍の方にもおすすめです。
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