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日本ではグローバル化の影響もあり、多くの企業が外国人の方を積極的に採用しています。
日本で働きたい外国人の方にとっては、今後ますますチャンスが増える可能性も高いです。
そこで今回は、外国人の方が来日し、求人を探して働き始めるまでの流れをご紹介します。 求人の調べ方や、求人を比較する際のポイントを外国人の方向けに詳しく解説します。
また、ビザ(査証)と在留資格(就労ビザ)の違いやそれぞれの特徴についてもあわせて解説するので、これから日本に渡航することをお考えの方も必見です。
こちらからフェローシップでご紹介している求人をご確認いただけますので、興味をお持ちの方はぜひ一度ご確認ください。
外国人が日本で働く方法
外国人の方が来日し働くまでの流れとポイントをまとめて解説します。
海外から来日する際に必要なビザと、日本で働く上で必要な就労ビザの違いについてもご紹介します。
ビザ(査証)を取得し日本に入国する
日本に入国するためにはパスポートの他にビザが必要になります。
ビザは日本語に訳すと「査証」という意味で、外国人の方が日本に入国する際にその身元や滞在目的を明らかにする証明書にあたります。
ビザは入国するよりも前に在外日本公館にて手続きをおこない、交付を受ける必要があります。
日本で働く場合などに必要な中長期滞在用のビザは、出張や旅行などの短期滞在用のビザと比べると申請から交付までに時間がかかります。
加えて入国後には次項で説明する「在留資格」を取得する必要があり、この在留資格を取得するまでは働くことができません。
そのため、多くの人が在留資格の取得条件を満たしているかどうか事前に審査を受け、入国前にあらかじめ在留資格認定証明書という証明書の交付を受けます。
入国後にこの在留資格認定証明書を在外日本公館に提示すれば、原則として5業務日以内に発給を受けることができます。
就労が許可された在留資格を取得する
ビザは入国を許可する証明書であったのに対して、在留資格は日本での滞在理由を明らかにする証明書です。
在留資格は29種類あり、滞在目的と合致したものを取得することになります。
その中でも日本で働くことが許可されている在留資格を「就労ビザ」と呼びます。
この就労ビザという名称は俗称で公式な名称ではないので、注意が必要です。
また、前項で説明した査証という意味の「ビザ」とは全く別物なのでご注意ください。
就労ビザは具体的な仕事内容によって種類が分かれており、基本的に取得要件としてその仕事に必要な学歴や就労経験が求められます。
これまで全く関わったことのない職種にまつわる資格を申請しても許可がおりない場合がほとんどなので、事前にご自身の経歴で取得可能な資格はどれか確認しておくことが重要です。
求人を探して応募する
日本に無事入国し就労が許可された在留資格を取得できたら、日本で正式に働き始めることができます。
母国で就職・転職活動をしてあらかじめ働き先を決められている方もいれば、日本に入国後に仕事探しを始められる方もいます。
どちらのタイミングで仕事探しをする場合でも、日本の求人に応募し選考を受ける流れは基本的に同じです。
外国人採用をおこなっている企業に応募し、書類選考と面接に合格すると晴れて職場が決まります。
次の項からは具体的に外国人の方が日本で求人を探す方法や、求人を比較する際にチェックしていただきたいポイントをご紹介します。
なお、日本の選考の流れやチェックポイントについてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ合わせてご参照ください。
外国人が日本で求人を探す方法
外国人の方が日本で求人を探す際には、おすすめの方法が3種類あります。
ここではそれぞれのメリットや特徴をご紹介します。
求人サイト
おすすめの方法1つ目は求人サイトです。
求人サイトはその名の通り求人情報をまとめて掲載しているサイトで、現在日本には非常に多くの求人サイトが存在しています。
仕事内容や勤務地、給与などさまざまな条件で検索することができ、時間や場所に関係なくインターネットを使って自由に仕事を探すことが可能です。
特に近年では外国人の方専用の求人サイトも多数登場しており、外国人採用に積極的な日本企業を探しやすくなっています。
こちらの記事では数ある求人サイトの中でも特に外国人の方におすすめのサイトをご紹介しているので、興味をお持ちの方はご参照ください。
転職エージェント
おすすめの方法2つ目は転職エージェントです。
転職エージェントとは、登録することで自分の強みや希望の仕事内容とマッチした企業を紹介してくれるサービスです。
求人紹介だけでなく提出する書類の添削や面接の練習といった選考対策をおこなっている転職エージェントも多いので、日本での就職・転職活動に不安な方にとっても安心のサービスといえます。
プロ目線で自分にピッタリの職場を紹介してもらえるので、ミスマッチが少ないのも魅力のひとつといえるでしょう。
転職エージェントのメリットや注意点についてはこちらの記事でもご紹介しています。
▶︎外国人向け転職エージェントとは?利用するメリットや注意点
数ある転職エージェントの中でも特に外国人のサポート経験が豊富なプロに相談したいという方は、ぜひフェローシップをご検討ください。
フェローシップは外国人の方のサポートにも力を入れており、外国人採用に積極的な企業の情報も多数ご用意しております。
中国出身の社員による中国語でのサポートも実施しているので、中国語圏出身の方は母国語で不安を解消することも可能です。
こちらのフォームから無料でご登録いただけますので、フェローシップに興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
ハローワーク
おすすめの方法3つ目はハローワークです。
ハローワークとは日本政府が運営する就職・転職を支援する期間です。
無料で利用することができる上、政府の機関なので安心感も大きく、求職者からの人気も高いです。
また、外国人の方に特化した外国人雇用サービスセンターもあり、外国人採用に力を入れている企業情報をチェックすることも可能です。
ハローワークの活用方法についてはこちらの記事をご参照ください。
求人を比較する際のチェックポイント
日本の求人を見ていて、母国との違いに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
ここでは、日本の求人を見る際にチェックすべきポイントを3つご紹介します。
①在留資格と仕事内容が合致しているかどうか
まず初めにチェックしていただきたいのが、仕事内容についてです。
冒頭にも記載した通り、外国人の方が日本で働くためには就労が許可された在留資格を取得する必要があります。
在留資格は職種ごとに種類が異なるため、ご自身が保有されている資格と求人の仕事内容が合致しているかをチェックしましょう。
②必要な日本語レベルはどの程度か
日本で働く上で、日本語スキルは非常に重要なポイントです。
特にビジネスシーンで用いられる表現や単語は日常会話と異なる部分が多いため、その点も意識してご自身の日本語スキルを把握しておく必要があります。
外国人の方向けの求人の多くは具体的な資格名などを交えて必要な日本語スキルを明記しているケースも多いです。
また、仕事内容によって読み書き能力と会話能力で求められるレベルが異なるので、実際の働き方も考慮して必要な日本語スキルの程度を確認しておきましょう。
最もメジャーな日本語資格である日本語能力試験についてはこちらの記事で解説しています。
▶︎【徹底解説】日本語能力試験とは?レベル別の難易度や受験するメリット
こちらの記事では日本特有のビジネスマナーについて解説しています。
日本語の対策と同様にこちらも事前にチェックしておくと選考にも活かせるので、ぜひご活用ください。
③他にも外国人の従業員はいるか
求人によっては職場の雰囲気として外国人従業員の割合などを記載しているケースもあります。
日本で働く場合、仕事内容はもちろんのこと日常生活でも苦労する可能性も大きいです。
職場に外国人の方が多い場合、日本での生活について相談もしやすいので安心感も大きいのではないでしょうか。
また、同僚となる日本人も外国人の方と一緒に働くことに慣れているので、より働きやすい環境が整っている可能性も高いです。
まとめ
外国人の方が日本で働くためには、入国証明書であるビザ(査証)と、滞在の許可証である在留資格の取得が必要です。
在留資格にはさまざまな種類があり、中でも就労が認められているものを就労ビザと呼びます。
この就労ビザは職種によって種類が異なるので、ご自身の学歴や職歴に合わせて取得可能な種類を確かめましょう。
日本の求人を探す方法は主に求人サイト・転職エージェント・ハローワークの3つがあります。
慣れない日本での仕事探しに不安を感じている方は、選考対策も充実していて自分にあった求人を紹介してもらうことができる転職エージェントがおすすめです。
フェローシップは外国人の方のサポートに力を入れており、日本語以外の言語での面談も実施しています。
ご自身の母国語で悩みや疑問を解消することができるため、より安心して仕事探しを進めることにつながります。
こちらからフェローシップでご紹介している求人をご確認いただけますので、興味をお持ちの方はぜひ一度ご確認ください。
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