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外国人留学生が日本で就職する際に役立つ「外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラム」とは[グローバル1]
2021/06/11

日本で留学し、日本で就職したいと考えている外国人留学生は多いでしょう。

しかし、日本の就職活動は海外の一般的な就職活動と異なるため、日本で就職したい際に就職活動が大きな障壁になる可能性があります。

「日本でどうやって就職活動をすれば内定をもらえるのか、、、」と悩んでいる留学生のために、厚生労働省は「外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラム」というコースを開発しています。

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムは、外国人留学生の国内就職を促進するためのプログラムになりますが、具体的にはどういたものなのでしょうか。

今回は、外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムについてご紹介いたします。

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムの2つのコース

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムは、段階ごとに分けられた2つのコースがあります。

①就職活動準備コース(大学1・2年生対象)
このコースの目的は就職活動の準備の自覚を促すことです。

②就職活動・内定後コース(大学3・4年生対象)
このコースは就職活動に役立つ情報を与えるとともに、入社後の定着を目指しています。

就職活動準備コース(大学1・2年生対象)の内容

就職活動準備コース(大学1・2年生対象)は、日本の就職活動の流れや仕組みを理解すること、実際に日本で働くことをイメージすること、これらを通して就職活動の準備を促すことが目的になります。

以下が研修内容として挙げられます。

  • 日本の就職活動について
  • 日本型雇用の特徴
  • 日本企業で活躍人材になるためには
  • キャリアについて考える~経験の棚卸とキャリアの検討
  • 日本の職場文化を知ろう

就職活動・内定後コース(大学3・4年生対象)の内容

就職活動・内定後コース(大学3・4年生対象)は、具体的な就職活動について理解を深めて、内定後をもらい入社後の定着を図るコースです。
就職活動時に使えるテクニックや役に立つ情報、入社した際の事例などを学ぶことができます。

以下が研修内容として挙げられます。

  • 日本の就職活動にについて
  • 職場におけるコミュニケーション~基礎編
  • 職場におけるコミュニケーション~応用編
  • 事例紹介~よくある悩みや課題について
  • 日本企業で働くうえで知っておくべき労務知識

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムを利用するメリット

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラは、日本人学生と同等の教育を受けている大学1~4年生、大学院1~2年生の外国人留学生が対象になります。

では、実際に利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

ゼロから日本の就職活動のやり方を身に着けられる

就活のスケジュールから、履歴書の書き方、そして、企業研究、面接時の注意点まで教えてくれるので、日本の就職活動がわからない外国人留学生にとってはすごく心強いです。

その中でも特に、面接の成功例と失敗例を見せてくれるところは大きなメリットになります。
やはり、自分一人で面接の練習をしていても、その答えがいいかどうかがわからないことが多いです。成功例と失敗例があれば、少なくとも、どのような方向性で答えればいいかわかるため、自分の課題や改善点を気付くことができます。

また、事例から内容や雰囲気を掴むこともできるため、実際の面接時に緊張が少し緩和されます。イメージできてのぞむのと、何もわからずぶっつけ本番でのぞむのとでは、結果も大きく変わることでしょう。

職場でのコミュニケーションを教えてくれる

自力で内定をもらい入社できたとしても、やはり外国人と日本人の考え方では異なる部分があるため、壁にぶつかって悩んでしまう方は多いです。

慣れてくれば対処できるようになりますが、事前に誰かが教えてくれていれば、苦労せずに円滑に仕事に取り組むことができます。

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムでは、大学生のうちから職場でのコミュニケーション方法を教えてくれるので、壁にぶつかることなく、スムーズに働ける可能性が高くなるでしょう。

在留資格についても教えてくれる

外国人留学生が日本で就職する際、1番の心配ごとはやはり在留資格かと思います。希望している職種に対応した在留資格を無事に取れるのか、申請が通るのかなど考えたらキリがないことでしょう。

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムでは、そんな外国人留学生のために、在留資格についても説明してくれます。

具体的には以下のような話を聞くことができます。

  • 希望職種に対応した在留資格取得のため、履修計画の見直しの必要はないか。
  • 卒業学部と応募職種のミスマッチにより、在留資格が下りない可能性があること説明。
  • 希望するキャリアの在留資格取得ができるような履修計画や資格取得を促す。

確実に在留資格が取れるわけではないですが、取れるようにどのような工夫が必要なのかを教えてくれます。何も知らないまま就職活動するよりは知っておいた方がいいでしょう。

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムはわかりづらい点も

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムは、日本で就職を希望している外国人留学生がスムーズに就職できるように開発されたカリキュラムで、基本的には利用できる場合は利用することをおすすめします。

ただ、わかりづらい点もありますので、事前に把握しておくことが大切です。

いつ開始なのかわからない

厚生労働省の公式サイトでは確かに外国人雇用センター(東京、名古屋、大阪、福岡)で順次実施する予定と書いてありますが、具体的にいつか始まるのかは書いていません。

実際に厚生労働省の公式サイトで書かれている案内が下記です。

本カリキュラムは、各大学のキャリアセンター、地方公共団体や、民間企業の外国人留学生・内定者向け研修などで活用していただくことを想定しています。また、厚生労働省が設置する外国人雇用サービスセンター(東京、名古屋、大阪、福岡)において、本カリキュラムによる研修を順次実施する予定です。

引用元:外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラム」を開発しました

利用したくてもいつ・どこでやるのかがわかりづらいのが現状です。そのため、普通に生活していて開始時期が入ってくるようなものではないので、大学のキャリアセンターやゼミの先生などとコミュニケーションを取って、積極的に情報を取りにいく必要があります。

既に卒業している留学生はどうなるかわからない

大学1年生から4年生(大学院生は1~2年生)が、外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムの対象になっています。 そのため、対象をそのまま受け取るのであれば、既に卒業している外国人留学生は参加できないことになります。

しかし、在留資格の取得やどうすれば内定をもらえる可能性が高くなるかなど、日本の就職活動について悩んでいたり、不安を抱えていたりする外国人留学生は、在学中の人だけではありません。

日本で就職したいと考えている外国人を対象とするのであれば、卒業している外国人留学生も対象にするべきだと考えていますが、現状、その点については不明です。

日本での就職活動はどのようにおこなうとよいか

外国人留学生の国内就職支援研修モデルカリキュラムを利用できる場合は、積極的に利用するとよいでしょう。

開始時期がわからない場合は、公式サイトをチェックしてみてください。
具体的な開始時間の記載はありませんが、シラバスのような添付ファイルがあり、その中には面接対策や職場の対応などの事例が掲載されています。 事例を見て、自分の就職活動と照らし合わせることで、課題や改善点などを見つけることができるので、ぜひ活用しましょう。

また、就職支援サービスについて情報を調べておくことも大切です。
フェローシップの【外国人就活生必見!】コロナ禍での外国人の就職先・仕事の探し方を解説というコラムで外国人留学生に役立つ情報を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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