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採用担当者にとって、就職希望者との面接は非常に大切な時間。
短い時間の中で、いかに会社にとって有用な人材を見抜き、採用するか――。
面接はまさに担当者の手腕の見せ所、といえるのではないでしょうか。
同じ日本人同士であっても、短い時間でその人となりをすべて知ることは困難なもの。
まして外国人を面接するとなれば、上手に意志の疎通ができるかどうかということから心配しなければならず、億劫な気持ちが先に立つこともあるかもしれません。
そこで、外国人採用担当者様にむけて「相手を見抜く採用面接質問」をいくつかピックアップしてみたいと思います。
●「来日したきっかけを教えてください」の質問は必ず。
この質問をすると「日本が好きだった」や「日本のアニメやドラマが好き」の返答が多いのですが、そんな中で「自分の能力を活かしたい」「日本のビジネスモデルを学びたい」と答える人がいればどうでしょう?
その答えから、ほんとうに日本で腰を据えて仕事をする気があると推測することができると思います。そこからさらに「どのような能力を活かしたいのか」などの質問を重ねることで、相手を見抜くことができると思われます。
●「日本で働いていて、失敗談はありますか」の質問を。
「日本語が未熟なせいで意思疎通ができずに失敗した」などの返答があった場合は、さらに深い質問を投げかけてみましょう。
「今後はどう考えますか?」「もう同じミスはしないと思いますか?」などの質問を投げて、対応力やプレッシャーに強いか弱いかなどをチェックします。
●過去に同じ業種で働いていた経験があると履歴書に記している場合は、専門知識を問う。
外国人は総じて、自分の経験を大げさに履歴書に記したり、面接で話したりする傾向にあります。いわゆる<話を盛る>人が多い。そのため、彼、彼女らが面接で語る話にどこまで信憑性があるのか、必ずチェックしたいところです。
同じ業界で働いた経験があると履歴書に記しているならば、すこし突っ込んだ専門知識の質問をするようにしましょう。そこでしどろもどろになるようならば、書かれている履歴書の経歴をうのみにするのは危険かもしれません。
●面接までのメールのやり取りの段階でもわかることが。
面接に至るまでは、おそらく何度か面接者とメールのやり取りをすることでしょう。
そのメールの内容からでも、面接する相手を見抜くことができるのです。
日本語に自信がないために、インターネットで拾ったテンプレートをそのままコピー&ペーストして送信してしまう外国人は多いよう。
たとえば、まだ面接をしていないのに、文末や冒頭に「本日は貴重なお時間をありがとうございました」の一文が入っていたりする場合も……。
送信前におかしなところはないか、などの見直しができない人は、ビジネスセンスに欠けると言えるのではないでしょうか。
また、コピペのみで自分の言葉を一切加えないメールを堂々と送信できるような人は、向上心や独創性に欠けると推測することもできると思います。
●日本の面接マナーを守っているかをチェック
日本の面接マナーは外国人から見れば独特のスタイルがあり、守らなければならないマナーも多いと思われるよう。
けれども、郷に入っては郷に従え、と言います。たとえ外国人であっても、マナーはやはり守ってほしいもの。また、面接の時点でマナーを守れない人は、仮に入社したとしても日本企業ならではの働き方に柔軟に対処できるかどうかの不安が残ります。
また、そういう人は入社後に「私の国では、こんなやり方はしないので」と主張して日本企業に馴染む努力を怠りがちです。
そんな事態を避けるためにも、事前に面接マナーを学び、それを守れているかのチェックもぬかりなく行いましょう。
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