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不動産業界は、私たちの暮らしや住まいに関わる重要な仕事のひとつです。
近年では日本に住む人だけでなく、日本に移住する外国人や、日本の土地に投資をしたい海外企業など、不動産会社が扱う顧客層やニーズも多様化しています。
そのため、外国人顧客対応を担うことができる人材として、外国人採用を積極的におこなう不動産企業もあります。
この記事では不動産業界の仕事内容からやりがいや魅力、また不動産業界で働きたい外国人のための求人探しのポイントまで解説します。
フェローシップでは、日本で就職活動をおこなう外国人へのサポートを積極的におこなっています。
丁寧なヒアリングをおこない、担当エージェントが相談者様にぴったりの仕事を紹介してくれます。
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日本の不動産業界とは
「不動産」とは土地およびその土地の定着物、つまり建物のことを指します。
一般的に土地や住居の売買を仲介するイメージが強い不動産業ですが、業務は多岐に渡り、スケール感も大きい仕事といえます。
不動産業界の主な職種
一口に不動産業界といってもその仕事内容はさまざまです。
不動産業界の業務内容は大きく分けて3つの分野から成り立っています。
不動産の企画・開発
「不動産の開発」とは、商業施設やオフィスビル、マンションなどを建てる計画をおこなうことです。
具体的には、まず対象の土地の歴史や周囲の環境を分析し、どのような建物を建てるのに適しているかを考えていきます。大まかな目的がまとまったところで、土地の所有者にその土地の使用交渉をおこないます。
使用許可が下りたら、デザイナーや専門家と相談しながら細かい建物の設計を練り、建設会社と協力して建物を作り上げていきます。
不動産の流通
「不動産の流通」に関わる仕事とは、土地を売りたい、貸したい所有者と、土地を買いたい、借りたい個人・法人を仲介する仕事です。
例えば、新しい住まいを探している人の要望を聞き、ニーズにあった物件を提案する仕事などがあります。
また、土地の持ち主から販売を完全に委託され、広告活動や販売営業を通して顧客に土地を売るという業務もあります。
不動産の管理
「不動産の管理」とは、主にビルや大型の商業施設などを管理する仕事です。
掃除、設備の点検、警備、防災など、オーナーと利用者の双方が満足するよう住居や施設の環境を整えます。
他にも、入居者の契約手続きや賃料の回収、公共施設の運営を担うなど幅広い業務を手掛けています。
不動産業界の魅力
不動産業界は扱う商材やお金のスケールが大きく、年齢や性別関係なくさまざまな人が働いているため、就活生にはもちろん転職先としても人気の高い業界です。
不動産業界が人気の理由として、ほかにも以下のようなメリットが挙げられます。
土地や建物について詳しくなれる
不動産会社に就職すると、日常的に物件や土地に関する情報に触れることになります。土地だけでなく金融関係や税制についても仕事を通して専門的な知識が自然と身につきます。
そのため、自身が住居を借りたり購入する際に、よりよい物件の見分け方や周囲の環境、土地の特性など、不動産会社で培ったノウハウを役立てることができるという魅力があります。
資格を活かせる
不動産関連の資格は、後ほど紹介する「宅建」や「マンション管理士」など、たくさんの種類があります。
資格を活かすことで、より良い待遇の会社に就職できたり、会社から資格手当がもらえるなどのメリットが得られます。
難易度の高い資格に挑戦すれば、それだけキャリアアップも見込めるため、常に仕事を通じて成長し続けることができます。
【外国人の方向け】不動産業界で働くために意識したいポイント
語学力を強みにする
不動産会社での仕事は、常に顧客とのコミュニケーションを通じて、そのニーズに応えることが大切です。そのうえで、高いコミュニケーション能力や語学力を持っていることは大きな強みとなります。
不動産会社の顧客は日本人だけではなく、近年では訪日外国人の数が増えており、それに伴って外国人との物件取引も増加傾向にあります。
(参照:国土交通省 不動産市場の国際化に向けた環境整備 平成28年4月)
海外の顧客との取引において、相手の言語に合わせて会話ができる外国人スタッフは企業にとって貴重な人材となります。
そのため、語学力をアピールすることができれば、不動産業界への就職・転職活動を有利に進めることが可能です。
専門的な資格をとる
不動産業界で働くにあたって、資格を取ることはマストではありませんが、資格がないとできない仕事があったり、専門性をアピールすることができたりするため、転職・就職時に資格は強みになります。
宅地建物取引士
不動産業界で最も有名なのが「宅地建物取引士」、通称「宅建」です。
宅建士になると取り扱うことができる業務の幅が増えるほか、収入アップやキャリアアップにもつながるため取得することのメリットは大きいといえます。
宅建士の資格と語学力を組み合わせることで、外国人居住者や投資家への営業・対応ができることを示せるかもしれません。
ファイナンシャルプランナー
「ファイナンシャルプランナー(FP)」の資格は、お金に関する情報の分析や資産設計のアドバイスを行うための資格です。
お金というと金融系のイメージがありますが税制、相続に関することなど、不動産業界でも生かせる知識が多く扱われています。
FPの資格を取得することで業界に対する関心や意欲を示せるため、興味のある方は一度取り組んでみてはいかがでしょうか。
日本語力をアピールできる資格を取る
不動産業は、生きていく上で重要な住まいに関わる仕事です。仕事をするうえでお客様と対話をしてコミュニケーションを取り、信頼関係を作っていくことが必須となります。
したがって、外国人の方が日本の不動産会社に就職をするには、高い日本語能力を持っていることを示す必要があり、日本語の資格を持っていると有利に転職・就職を進めることができます。
日本語スキルに関する資格については、「︎外国人向け!就職・転職に役立つ日本語スキルを測る主要資格4種類」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【外国人の方向け】不動産業の求人の探し方
外国人雇用センターを活用する
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まとめ
不動産業界は魅力ややりがいも多く、また訪日外国人の増加によって外国人人材が活躍する機会も多くあります。
今回の記事を通してより不動産業界に興味を持った方は、さっそくフェローシップの求人情報をチェックしてみてください。
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また、日本での就職にあたって、「より自身のスキルを活かせる環境が知りたい」「日本の雇用制度がよく分からず不安」といった悩みを抱える方は、一度フェローシップのエージェントに相談してみることをおすすめします。
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