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2021.05.14
日本企業が考える英語の必要性とは、英語を活かした仕事に就くためのポイント[グローバル1]

中国では、就職する際に大学英語試験(CET)と呼ばれる、大学生を対象とした英語能力の検定試験に受かったほうがいいといわれています。
これは世界的にグローバル化が進んでいて、中国国内でもグローバル展開する企業が植えていることが影響していると考えています。

では、同様に日本で働く場合も英語能力が必要になるのでしょうか。
今回は、日本企業において英語の必要性を詳しくみていきます。

グローバル事業部

日本企業の中で、英語はどのような位置づけか

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が発表した「英語活用実態調査」によると、8割以上の企業は今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキルは英語と考えていることがわかります。

英語活用実態調査のグラフ

さらに、2013年の「上場企業における英語活用実態調査」によると、上場企業の中で、75%の企業は業務上で英語を使用しています。
今後も業務上で英語を利用する企業はさらに多くなることが予想できます。

上場企業における英語活用実態調査のグラフ

この2つのデータから考えると、グローバル化が進む現代においては、やはり日本企業にとっても英語は重要なスキルであることがわかります。
そのため、英語スキルを持っている日本人だけでなく、英語を話せる外国人人材の重要も、今後はより一層高まっていくと考えられます。

日本企業に英語力をアピールするにはどの試験がよいか

英語能力を測れるものとして、TOEIC、英検、TOELF、IELTSなど多くの英語試験がありますが、どの試験を受けるのが日本企業に最もアピールできるのでしょうか。

書店の英語コーナーを覗くと、主に知名度の高いTOEICと英検の問題集やテキストが多く並んでいます。実際に、上場企業の中でTOEICの結果を利用している企業は6割を超えています。
一方で、英検の結果を利用している企業はわずかに6.6%です。その他の試験に関してはさらに少ない割合になります。

調査方法によっては多少の差が出る可能性はありますが、企業に自分の英語力をアピールしたいなら、TOEICを選ぶのが無難であるといえるでしょう。

利用している英語のテストのグラフ

TOEICとは

TOEICは日本人にとっては知名度の高い試験になりますが、外国人にとって英語の試験といったら大体TOEFLとIELTSが浮かぶため、認識がない方もいるでしょう。
では、日本企業が重要視しているTOEICはどのような英語試験なのでしょうか。

TOEICの公式サイトを見てみると、以下の5つの試験があることがわかります。

  • TOEIC® Listening & Reading Test
  • TOEIC® Speaking & Writing Tests
  • TOEIC® Speaking Test
  • TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests
  • TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests
 TEICの種類

5つの試験は大体TOEICとTOEIC Bridgeと分けられます。
この2つの種類の違いを簡潔にいうと、TOEICはTOEIC Bridgeよりビジネス寄りであるということです。
TOEIC Bridgeの出題範囲は日常生活なのに対して、TOEICの出題範囲は日常生活+ビジネスです。

ですので、企業にアピールするために受けるならばTOEICを受けるのがよいでしょう。
詳しい内容は、公式サイトを参考にしてください。

TOEICの目安別 日本でできる英語を使う仕事の種類

目安になりますがTOEICの点数によって、日本企業で英語を使ってできる仕事の内容が異なります。

  1. TOEIC500点程度→英語対応販売職
  2. TOEIC600~700点→英語事務
  3. TOEIC700以上→海外営業
  4. 高度な英語力や日本語力を求める→英語通翻訳

英語スキルのある日本人だけでなく、英語を話せる外国人の方(ある程度の日本語力は必須)も同様の目安になります。
英語スキルの持った人材は、今後も採用ニーズが高まっていくと考えられるので、英語を活かして仕事をしていきたいと考えている方は、TOEICを受けて就職活動にのぞんでみてください。

まとめ

ビジネスのグローバル化は日本企業にも進んでいて、英語スキルを持った人材を求める企業が多くなってきています。現在では日本人だけでなく、外国人の方の採用をおこなっている企業もありますので、英語を活かして日本で働きたいと考えている外国人の方には、多くのチャンスがあります。

また、TOEICを受けたことがない人は、1度試験を受けて、どのような内容の仕事に就けそうか自分の適正を調べてみることも大切です。

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