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2022.06.11
紹介予定派遣のメリット・デメリット!通常の派遣との違いや正社員を目指しやすい理由[派遣1]

コロナによって激変してしまった生活様式、このような時代だからこそ、自分の今後のキャリアについて見直された方も多いのではないでしょうか?

「今後の将来が不安だから、安定したイメージのある正社員に転職しようか。」
「でもいきなり正社員って難しそう。どうすればいいのかな」
「転職したいけど市場感も分からないし、失敗したくない。」
「人や環境、業務内容が自分に合わなかったらどうしよう。」
「自分の好きな業界に未経験で正社員で入るのはやはり難しいのかな。」
「このご時世だし、手に職をつけてよう!IT業界にチャレンジしてみよう。」など
様々な思いをめぐらせたかと思います。

そんな方に知っておいて頂きたい雇用形態の一つが今回ご紹介する「紹介予定派遣」です。

「紹介予定派遣」は「一般派遣」と何が違うの?
という疑問から紹介予定派遣でお仕事を探すメリット、実際にエントリーする際の注意点をご紹介していきます。

自分の強みを活かして派遣の仕事をお探しの方は、フェローシップにぜひご相談ください。
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派遣事業部

紹介予定派遣の仕組みとその他の派遣との違い

「紹介予定派遣」の定義や仕組みをご紹介しながら、一般の派遣契約との違いを解説します。

紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは、派遣契約期間終了後に派遣先企業と正社員や契約社員として雇用契約を結ぶことを前提とした派遣の形式です。
つまり、派遣契約が終了したタイミングで雇用主が派遣会社から派遣先企業へと移ることになります。

派遣契約期間終了後に派遣社員、派遣先企業双方の合意がある場合、直接雇用へと移行することになります。
実際に派遣契約期間に働きながらミスマッチを感じた場合は直接雇用を取りやめることができるため、紹介予定派遣として契約したからといって絶対にその派遣先で雇用契約を結ばなければいけないわけではありません。

企業側が直雇用したいといっても、ご自身が「この会社と合わないな、長く働くのは難しい。」と感じた場合などは断ることもできます。
一般の派遣でも派遣先企業から直接雇用されるケースもありますが、必ず直接雇用の打診があるわけではありません。

実際に、「派遣先企業からの打診を待っているがなかなか実現しない方」や「派遣社員として働きながら同時に正社員を目指して転職活動もおこなっている方」も多くいます。

しかしながら、派遣での仕事と転職活動を両立することに対し時間や体力面での難しさを感じている方も少なくありません。
そのため、働きながらマッチ度を測った上で直接雇用に移行できる紹介予定派遣は、ゆくゆくは正社員を目指したいとお考えの派遣社員の方から人気です。

その他の派遣との違い

紹介予定派遣とその他の一般的な派遣との違いについて、大きく3つのポイントに分けてご紹介します。

登録している派遣会社を介して求人に応募し派遣先企業で働くという基本的な流れは共通ですが、応募や契約終了時の手続きなどにいくつかの違いがあります。

①派遣先企業との事前面談の有無

一般的な派遣の場合、派遣社員の雇用主は派遣会社であるため、派遣先企業による選考や面談は禁止されています。

しかしながら紹介予定派遣の場合、将来的に派遣先企業が直接契約を結び雇用主となる可能性が高いことから、派遣先企業による事前面談や選考が認められています。

紹介予定派遣に応募する場合は、派遣会社の社内選考に加えて派遣先企業との面談や選考を通過する必要があり、採用されるまでのハードルが比較的高い点が特徴といえます。

②派遣される期間の上限

一般的な派遣の場合、同じ派遣先企業で働くことのできる期間は最長で3年間であるのに対し、紹介予定派遣の場合は「6ヶ月」が最長です。
6ヶ月までであれば企業側が自由に期間を設定することが可能なので、紹介予定派遣に応募する際には派遣契約期間についても確認しておきましょう。

この派遣契約期間の働き方については一般的な派遣契約と同じで、事前に通知される「労働条件通知書」に規定された範囲内の就労をおこなうことになります。

直接雇用されることが前提であっても、派遣契約を逸脱する業務は担当できないので、何か気になる点があれば派遣会社の担当者に確認してください。

③直接雇用される場合の手続き方法

紹介予定派遣の場合、派遣先企業側は直接雇用を前提とした派遣契約であることを事前に提示することになっています。
そのため、派遣社員側も派遣契約終了後に直接契約を結ぶことが前提となっていることに同意した上で応募する必要があります。

また、派遣社員・派遣先企業双方の同意があれば派遣契約期間の途中であっても直接雇用に移行することが認められている点も紹介予定派遣の特徴です。
通常の派遣の場合、派遣契約が終了したあとでなければ派遣先企業と雇用契約を結べないので、混同にご注意ください。

紹介予定派遣の一般的な流れ

紹介予定派遣の応募から採用、契約までの流れは以下のとおりです。

1.派遣会社に登録する
2.紹介予定派遣に応募したい旨を派遣会社の担当者に伝える
3.応募者が複数いる場合は、派遣会社で社内選考がおこなわれる
4.応募書類や必要書類を揃え、派遣先企業に提出する
5.派遣先企業の担当者が提出書類や面接による選考を実施する
6.直接雇用を前提とした派遣契約を結ぶ
7.派遣契約期間終了後、派遣先企業で雇用契約を結ぶ

前述したとおり、派遣会社での社内選考に加えて派遣先企業による選考を通過する必要があるため、通常の派遣契約よりも就業までのフローや選考期間が長くなるのが一般的です。

紹介予定派遣から直接雇用に移行する割合

派遣契約終了後に派遣先企業と直接契約を結ぶことが前提となっている紹介予定派遣ですが、派遣社員・派遣先企業双方の合意がある場合に限り直接雇用が成立します。

厚生労働省による「労働者派遣事業の事業報告の集計結果」によると、紹介予定派遣として派遣された人数は26,314人、そのうち派遣契約終了後に直接雇用された人数は15,333人です。

このデータに基づき計算すると、紹介予定派遣に採用された人のうち約58%が直接雇用されたということがわかります。
参考:厚生労働省「令和2年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」

その他の派遣の働き方

紹介予定派遣のように、同じ派遣の中でも働き方にはいくつかの種類があります。

今回紹介予定派遣との比較に用いた一般の派遣形式についても、派遣期間の違いから「短期派遣」と「長期派遣」の2種類に分類することが可能です。

一般的に短期派遣は2〜3ヶ月、長期派遣は3ヶ月以上同じ職場で勤務することを指すといわれており、任される仕事の内容やライフスタイルの変化への対応しやすさなどに違いがあります。

短期派遣と長期派遣それぞれのメリット・デメリットについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶︎長期派遣の魅力とは?短期派遣との違いやメリット・デメリット

また、派遣でありながら契約期間に制限のない「無期雇用派遣」も紹介予定派遣同様に人気の高い派遣形式のひとつです。

派遣で働きながら安定した収入を得たいとお考えの方におすすめの無期雇用派遣についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎派遣で働きながらキャリアアップできる「無期雇用派遣」のメリット・デメリットとは

紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣は、派遣で雇用先の仕事内容や職場の雰囲気、環境などを知ることができ、その上で正社員等の直接雇用に切り替わることができます。
未経験の業界・職種に挑戦する人や転職で失敗しくたくない人にとってはメリットの多い制度です。

紹介予定派遣には、ほかにもメリットがありますのでご紹介します。

メリット① 働きながら職場の雰囲気や仕事内容を確認できる

派遣社員として働いている期間に、早期退職につながりやすいミスマッチがないか職場の雰囲気を実際に確認できることが最大のメリットです。
また、業務内容が本当に自分に合っているのか、自分の実力やスキルで続けていけるのか確認することが働きながら確認できます。

メリット② 未経験・異業種にチャレンジしやすい

紹介予定派遣は、一定期間派遣社員としてお仕事を一緒にした上で、直接雇用となります。
ですので、正社員でいきなり入るには必要なスキルや経験が不足している場合であっても、「まずは派遣期間、一緒に働いてみて判断してみよう!」と、内定が出るケースがあります。

一緒に一定期間働くことで、自分自身をアピールする場にもなりますし、まわりの働く人との相性の良さなども踏まえ、入社が決まるということが挙げられます。

そのため、実務経験が少ない場合でも希望のお仕事に就けたり、今迄入ってみたかった業界にチェンジ出来るというチャンスが広がります。
フェローシップでは、特にWebやゲーム業界などのIT業界に強く、未経験でもチャレンジ出来る求人も扱っております。

メリット③ 契約時や派遣期間中には派遣会社のサポートが受けられる

個人での応募の場合は、雇用に関する条件面などすべて自分で企業と直接交渉する必要があります。

しかし、紹介予定派遣では、個人で転職・就職を行う際に不安になりがちな企業との労働条件(年収やお子さんがいらっしゃる方は時短勤務等)の交渉を派遣会社が間に入り、調整してくれるため、契約を上手く進めることができます。

もちろん派遣就業期間中も定期的なフォローはありますので、何かあればすぐに相談することができます。

また、派遣期間には企業から派遣会社に直接フィードバックを貰い、そのフィードバックを踏まえて派遣会社からアドバイスを貰うことでよりギャップなく就業に繋がる事もあります。

メリット④ 直接雇用を断ったときも次の仕事を見つけやすい

派遣社員として働いてみた結果、職場の雰囲気や求められているレベルなどイメージと合わなかった場合は、直接雇用をなくなく断ることになります。
その際、紹介予定派遣であれば、次の派遣先を派遣会社が紹介してくれますので、また一から探す必要はありません。

紹介予定派遣に応募する際の注意点

選考ルートや契約の流れなど通常の派遣とは仕組みの違いなど、紹介予定派遣ならではの注意点をご紹介します。

注意点① 一般派遣と選考のフローに違いがあり時間がかかる

一般派遣と違い、紹介予定派遣では選考フローの中に企業からの履歴書、職務経歴書の書類選考や適性テスト、その後企業との事前面談が行なわれます。
適性テストの有無や事前面談は会社によって様々です。

これは紹介予定派遣が、企業へ派遣期間後に正社員や契約社員として採用される前提であるためです。
そのため、一般派遣とは違い選考に時間を要することもしばしば見受けられます。

このように紹介予定派遣と一般派遣では違いがあるため、きちんと選考の過程や面談の回数、直雇用後の予想年収や福利厚生等、分からない場合は派遣会社に確認しておきましょう。

注意点② 必ず正社員として直接雇用されるとは限らない

応募の際に注意する点として、直雇用後が必ずしも正社員ではない紹介予定派遣もあります。

応募した時点では正社員雇用が前提になっていたとしても、契約段階で契約社員としての雇用に変更されるケースもあるので、雇用条件についてきちんと確認しておくことが大切です。

また、まずは契約社員として契約し、ゆくゆくは正社員に移行するという企業もあるので雇用形態が変化する可能性の有無についても必ず確認しておきましょう。

注意点③直接雇用時に契約条件が変更になる場合もある

派遣契約期間が終了したのちに直接雇用に移行する場合、新たに契約を結び直すことになります。
その際に福利厚生や業務内容など、契約条件について再度きちんと確認しておきましょう。

派遣期間に適用されていた福利厚生とは変更がある場合も多いです。
また、正社員と契約社員とでも雇用条件に違いがある場合が多いので、細部まで契約書類を確認しておくことが大切です。

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まとめ

紹介予定派遣を利用することで、実際に派遣社員として働きながら業務内容や職場環境を見極めた上で正社員などの直接雇用に移行することができます。
入社後のミスマッチを防ぎやすく、安心して直接雇用のもと働き始めることができる点は非常に大きなメリットといえるでしょう。

また、派遣契約期間中に派遣会社のサポートをしっかりと受けることができるので、直接雇用に移行する上で不安に感じる点や疑問などを解消しやすいともいえます。

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