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2021.03.26
採用人事が見ているポイントを踏まえた「受かる職務経歴書の書き方」解説[紹介2]

転職活動の中で履歴書と一緒に企業に提出する「職務経歴書」ですが、フォーマットの自由度が高く書き方に困っている方も多いのではないでしょうか。  

また、そもそも履歴書と職務経歴書の違いがよくわかっていない方も少なくありません。  


そこで今回は、企業側が職務経歴書の提出を求める理由を交えながら、職務経歴書を書く際のポイントを詳しく解説します。

採用担当者がどのようなポイントにチェックしているのかも合わせてご紹介するので、ぜひ本記事をお役立てください。  


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職務経歴書とは

職務経歴書とは、転職時に提出する書類で、「これまでに自分がしてきた業務経験や実績、スキルを採用担当者に伝える」役割を持っています。  

応募先企業に自分の経験をダイレクトにアピールできる非常に重要な書類といえます。

職務経歴書と履歴書の違い

転職・就職活動時には履歴書も提出しますが、履歴書は学歴や職歴を時系列に記載した書類です。

テンプレートによる違いはほとんどなく、決まったフォーマットに沿って記載することになります。

フォーマットによっては志望動機や自己PR欄が設けられているケースもありますが、あくまでもプロフィールを簡潔にまとめるための書類です。  


それに対して職務経歴書は、今までに経験した具体的な仕事内容や成果を記載する書類です。

自己PRとほぼ同義ともいえるので、保有資格や仕事上の実績を具体的な名称や数字を使ってわかりやすく伝えるための書類です。  


テンプレートや雛形はあるものの、これまでの職歴や業種によってアピールの仕方が変わるため、人によって内容や構成が大きく異なります。

企業が職務経歴書を提出させる意図

一般的に、面接を実施する前に応募者のスキルやキャリアが自社が求めるレベルに達しているかを確認するために職務経歴書の提出を求める企業が多いです。

そのため、職務経歴書と履歴書で足切りを実施する場合も少なくありません。  


具体的には応募者の年齢と職種が近い自社の社員のデータを参照し、自社社員と同程度のスキルがない場合は不合格とするケースなどがあります。

したがって、職務経歴書は選考の第一関門ともいえます。

人事が職務経歴書でチェックしているポイント

ここからはより具体的に、採用担当者が職務経歴書をどのようにチェックしているのか解説します。


最も重要なのは具体的な業務内容や実績

最も注意深くチェックされるのは業務内容や実績の内訳です。  

前述した通り、応募者の年齢や職種、経歴を踏まえて保有資格やこれまでの業務上の成果を確認することで、大まかにビジネススキルを測ります。  


書類選考の合否を大きく左右するポイントといえるでしょう。

誤字脱字がないか

文章中に誤字や脱字がないかも厳しくチェックされるポイントです。

書類選考に提出する重要な書類に誤字脱字がある場合は、入社後に仕事を任せた際にも同様のミスをする可能性が高いと判断されます。  


些細なこととはいえ準備不足・確認不足だとマイナスな評価に繋がります。

たとえ十分な実績やスキルがあったとしても誤字脱字があれば大きく評価を落とす企業も少なくないため、侮れないポイントといえます。

読み手に配慮された文章になっているか

見落とされがちなポイントではありますが、書類全体をみて読み手に配慮されているかどうかもチェックされています。  


文字の大きさや太字・下線などの強調表現などを工夫することで、書類の読みやすさは格段に上がります。

「読み手に配慮した書類を作成できるということは、仕事をする上でも周囲に配慮した振る舞いができる人物ではないか」としてプラス評価に繋がるケースもあります。    


反対に読みにくい書類だと、採用以外の業務で人事が多忙な場合や複数の応募が殺到している場合などに、十分に内容を確認されないまま不合格にされてしまう可能性もあります。

提出時のマナーも重要

書類を提出する方法は郵送やオンラインなどいくつかの方法がありますが、いずれの場合でもビジネスマナーを守ることが重要です。

書類送付のメールの文章がおかしかったり、クリアファイルに挟まずに直接封筒に入れて郵送したりといったミスに注意しましょう。  


職種に限らず、仕事をする上ではクライアントや上司に資料を送付する可能性は高いです。

そのため、選考に必要な重要書類であるにもかかわらず無作法な提出をしてしまうと、「入社してからも同様にマナーを守らずに仕事をするのではないか」とマイナスな印象につながります。  


書類を作成して満足するのではなく、提出まで選考だと捉えてマナーを意識しましょう。

転職のプロに相談して不安を解消

職務経歴書は作成から提出まで多くの部分をチェックされており、選考の第一関門ともいえます。  

どのように自分の経歴を書けばよいかわからないなど、不安を感じている方は転職のプロを活用するのがおすすめです。  


フェローシップではこれまで多くの方の転職を支援してきたプロが、書類選考から面接まで転職活動全体を手厚くサポートいたします。

プロ目線で客観的に強みを分析しお伝えできるのはもちろん、採用担当者目線で選考のアドバイスもさせていただきますので、万全の選考対策をしたいという方にもおすすめです。  


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職務経歴書の書き方

フォーマットの自由度が高く、人によって多様な書き方が可能な職務経歴書ですが、業界や職種問わず共通する基本的なポイントも存在します。  

ここでは職務経歴書を書く際の準備物から具体的な記入事項までまとめて解説します。

書き始める前に準備すること・もの

職務経歴書を描き始める前に、まずは情報を整理しましょう。

自分の経歴や保有スキルを洗い出し、一度紙に書き出すかドキュメントを作成して一覧表にするのがおすすめです。

その上で応募する企業情報を見直し、募集要項や会社の事業内容などをリサーチします。  


企業によって求めるスキルや人物像は異なるので、闇雲に自分の経歴をまとめるのではなく、応募する企業に合わせて情報を取捨選択することが重要です。  


また職務経歴書を手書きで記入する場合は、ご自身が最も綺麗な文字を書けると感じる筆記具を用意しましょう。  


可能であれば油性インクではなく水性で発色のよいペンを使用すると、記入した文字が読みやすくなります。

誤字脱字があった際には修正テープなどを使用せず一から書き直す必要があるので、記入する用紙は多めに準備しておきましょう。

職務経歴書に必ず書くべき項目

業界や職種に関係なく職務経歴書に必ず書く必要があるのは以下のような項目です。  


・タイトル

・日付

・氏名

・経歴の要約

・職務経歴(勤務先の会社概要)

・職務内容(具体的な仕事内容と実績)

・保有資格や免許

・応募企業で活かせる経験やスキル  


上記に加えて複数回の転職経験がある方は、転職回数と退職理由を各企業ごとに記載する場合があります。

この時、退職理由として他責的な内容や後ろ向きな理由を全面に出してしまうとネガティブな印象に繋がります。  


後ろ向きな理由で複数回の転職を経験されている方に対しては、採用担当者が、採用してもすぐに転職されてしまうのではないかと不安に思ってしまう可能性もあるので注意が必要です。  


意識的にポジティブな表現に言い換え、前向きな転職ということをアピールしましょう。

応募職種に合わせてアレンジするのも有効

上記の基本を踏まえて、応募職種ごとにアピール内容や構成をアレンジするのも有効です。  


例えば、営業職であれば扱っていた商材をどのような顧客・エリアに対して、どのような手法で売っていたかを強調して記載しましょう。  

特に数字で実績が現れやすい職種なので、具体的な売り上げや表彰実績なども明記することが重要です。  


反対に売り上げなどの明確なデータが現れにくい事務系の職種の方の場合は、汎用性の高い事務作業についてどの程度の量をどの程度のスピードでこなせるかをアピールするとよいでしょう。  


また、同僚や顧客へのホスピタリティ面で表彰された実績などがある場合も大きなアピールポイントになります。  

まずは自分の希望職種においてどのような要素が重要視されているのかを整理し、そのポイントをアピールできる具体的な資格や経験を洗い出すことが重要です。

自己PR欄のポイント

自己PR欄で簡潔に文章を記載する場合は、過去の実績から具体的なエピソードなどを盛り込みながら、「自分自身の強みを理解している」ことをアピールすることが重要です。  


単にこれまでの目立つ実績を記載するのではなく、きちんと自己分析した上で自分の現時点の強みであり、今後さらに伸ばしていきたいポイントを伝えましょう。  

過去のことだけでなく、転職後に強みをどのような形で活かし会社に貢献できるのかを合わせてアピールすることがポイントです。

まとめ

これまでの職歴や実績をまとめた書類である職務経歴書は、書類選考の合否を左右する重要な要素です。  

企業側は記載事項をみて自社の求める水準に達しているかどうか判断しているので、企業研究を踏まえてそれぞれの企業に合わせたアピールポイントを整理しましょう。  


また提出時のマナーや誤字脱字など、経歴の内容以外の要素も選考の判断基準となります。

小さなミスでも合否に大きく影響するので、提出を終えるまで気を抜かないことが大切です。  


職務経歴書の書き方も含めて転職活動に不安を感じている方は、ぜひフェローシップにご相談ください。

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