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2023.03.13
システムエンジニア(SE)のお金事情!給料や平均年収&給与アップの秘訣[グローバルエンジニア2]

システムエンジニアはIT業界の中でも特に人気のある職種です。

未経験から挑戦できる求人も多く、転職する際にシステムエンジニアを候補に入れている方も多いのではないでしょうか。  


今回はそんなシステムエンジニアの給料や平均年収について、さまざまな角度から解説します。

スキルのレベル別の年収やパート・アルバイト、派遣社員の時給についてもご紹介します。  


システムエンジニアとしてより高水準な給与を目指すポイントについてもあわせてお伝えするので、ぜひ本記事をお役立てください。  


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システムエンジニアとは

システムエンジニアのIT業界における立ち位置や仕事内容など、システムエンジニアを目指す上で理解しておきたい基本的な情報について解説します。


上流工程に携わるエンジニア

システムエンジニアは、IT業界全体で捉えると上流工程に位置する職種です。  

クライアントとの話し合いを通してどのようなプログラムの設計が必要かを突き止め、各エンジニアに指示を出したり仕様書を作成したりします。  


また、全体の予算や進捗も管理するためマネジメントの要素もある職種です。


具体的な仕事内容

一般的に、システムエンジニアの仕事内容は「要件定義」「基本(詳細)設計」「仕様書作成」「テスト」の4つの工程に分かれます。  


要件定義とは、クライアントと話し合いながらニーズを満たすにはどのような要件、すなわちどのような機能を持ったプログラムが必要になるかを特定する作業です。  

次に基本(詳細)設計で、より具体的にプログラムにどのような機能を持たせ、どのような操作方法にするかを考えます。  

そして、決まった内容を仕様書として作成し、実際にプログラムを作るエンジニアに伝え、適宜進捗管理などの全体のマネジメントをおこないます。  

プログラムが完成したら仕様書通りに動くかをテストし、クライアントに納品します。  


多くの場合、納品後にトラブルが発生したら対処するなど継続的な運用もおこなうため、納品したら終わりというわけではありません。  

以上のように常にクライアントやさまざまなエンジニアなど複数の人の間に立ってコミュニケーションをとる必要がある点は、システムエンジニアの大きな特徴といえるでしょう。


システムエンジニアに向いている人の特徴

システムエンジニアは、ヒアリングを通してクライアントのニーズを引き出し、作業をおこなうエンジニアに伝えて進捗を管理する必要があるため、コミュニケーション能力とマネジメント能力が求められる職種です。  

また、ヒアリングした内容に対してどのようなプログラムが必要かを考えるにあたって、ロジカルに思考し課題を解決する力が重要となります。  


以上のようなスキルを持った方は、システムエンジニアに向いているといえるでしょう。  


こちらの記事ではより具体的にシステムエンジニアに向いている人と向いていない人それぞれの特徴を解説しているので、興味をお持ちの方はぜひこちらもご覧ください。

▶︎【総まとめ】システムエンジニアに向いてる人・向いていない人の特徴とは


システムエンジニアの平均年収と日本の平均年収

システムエンジニアの平均年収は、日本全体で見るとどの程度の位置にあるのかを分析します。  

厚生労働省が発表した「令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える- 」によると、平成29年の日本の平均年収は430.0万円でした。  


これに対して経済産業省が平成29年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によるとシステムエンジニアの平均年収は568.5〜778.2円という結果でした。  

この調査ではIT系職種を業務内容ごとに細かく区分しており、システムエンジニアは「高度SE・ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト)」「SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)」「SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)」「SE・プログラマ(組込みソフトウェアの開発・実装)」の4つに分類されています。

 

いずれの区分でも同年の日本の平均年収である430.0万円を大きく上回っていることから、システムエンジニアは比較的高収入が期待できる職種といえるでしょう。  


参照元:

「令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える- 」(厚生労働省)

「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(​​経済産業省)


システムエンジニアの年収が高めな理由

システムエンジニアは雇用形態やより詳細な業務内容に関係なく、日本の平均年収を上回る仕事といえます。  

ここでは、なぜシステムエンジニアの給与が高い傾向にあるのか、その理由を3点解説します。


需要が非常に高いから

IT業界はその他の業界と比べても非常に需要が高く、業界としても成長を続けています。  

IT化が進んだ今日、ビッグデータの活用やオンライン販売など幅広い業界・職種でIT技術を導入したビジネスが生まれています。  


そのためIT業界全体としてビジネスが拡大しており、それが給与にも反映されているといえます。


成果主義なので実力が給与に反映されやすいから

IT業界は成果主義を掲げる企業が多く、仕事の出来や保有するスキルが給与に如実に反映される傾向があります。

そのため、多くの人材が切磋琢磨しスキルアップに励む環境が生まれており、高収入を実現する人が多くいます。  


スキルアップに伴う昇給については、経済産業省が平成29年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」においても裏付けられています。  


この調査では、IT業界における給与水準について、職種別ではなくスキル別に平均年収を集計した以下のようなデータが公開されています。  

レベル1 ( 新人・初級者レベル/仕事に慣れ始めたレベル):437.8万円

レベル2 (上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル):499.2万円

レベル3 (独立して仕事ができる中堅人材レベル): 576.0万円

レベル4 ( 部下を指導できるチームリーダーレベル):726.1万円

レベル5 ( 社内での指導者・幹部レベル):937.8万円

レベル6 (国内で著名なレベル)

レベル7 (国際的に著名なレベル):1129.9万円  


上記の結果を見ると、特にレベル4以降はスキルアップに伴って大幅に年収が増加しており、最もスキルが高いレベル6とレベル7を合わせた平均年収は1000万円を優に上回っています。  

以上の結果からも、IT業界の成果主義の姿勢が伺えるでしょう。  


参照:

「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(​​経済産業省)


システムエンジニアとして年収アップを目指すポイント

日本の平均年収や時給と比べると給与水準の高いシステムエンジニアにおいて、より高収入を目指すポイントを解説します。


スキルを磨く

前述した通り、成果主義のIT業界ではスキルを磨けば磨くほど収入につながりやすい環境が生まれています。  


システムエンジニアとして活躍する上でも、スキルを磨き仕事で成果をあげることが非常に重要です。

同じシステムエンジニアでも携わる案件によって給与が異なるため、働きながら知識を身につけ対応できる仕事の幅を広げていく姿勢が重要です。  


特にIT業界は技術やサービスの内容が目覚ましく進化を続けています。

そのため一度学んで終わりではなく、働きながら常にスキルを磨き続けることが大切になってきます。


より条件のよい企業に転職する

同じ仕事内容でも、得られる給与は会社によって異なります。  


自分のスキルはもっと高く評価されるのではないか、今の会社では携われないもっと大きな案件に関わりたいなどの希望がある方は、転職に挑戦するのもおすすめです。  


成果主義のIT業界には年齢や勤続年数よりも実力を重視する会社が多いです。

そのため、中途採用にも積極的な傾向があり、他の業界と比べて転職しやすい環境が整っているといえます。  

また、メーカーなどその他の業界でも自社で独自にIT部門を設けるケースが増えており、転職先の選択肢も豊富にあるでしょう。  

大きくキャリアアップや収入アップを目指す方にとって、転職は非常に魅力的な選択肢といえます。


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まとめ

システムエンジニアの給与は日本全体で見ると高いといえます。

また、成果主義のためスキルアップが給与に直結しており、実力次第でより高い水準の給与を得やすいです。  


そのため、システムエンジニアとしてキャリアアップを目指す際には、仕事内容を理解した上でスキルを磨き続ける姿勢が重要です。  


また、中途採用にも積極的な業界なので、より自分を評価してもらえる会社に転職を目指す人も多くいます。  


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