COLUMNS

スーツの男性とその家族
2022.03.24
扶養内で自分らしく!派遣社員が扶養内で働くメリット・デメリットと注意点[派遣2]

扶養とは一般的に、親族から経済的援助を受けることを指します。
「派遣として働きたいけれど、扶養が気になる」「そもそも扶養内で働くってどういうこと」と不安や疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。


今回は、扶養内で働くことのメリット・デメリットや派遣社員として扶養内で働く方法についてご紹介します。


また、派遣社員として扶養内で働きたい方にはフェローシップがおすすめです。
フェローシップでは、幅広い業界・職種のお仕事をご紹介しているので、一人一人に合った職場を見つけやすいので、興味をお持ちの方はどのような仕事があるのか、実際の求人情報をチェックしてみてください。


※フェローシップがご紹介可能な求人情報はこちらから


派遣事業部

そもそも「扶養」とは

そもそも扶養とは、一般的に親族から経済的援助を受けることを指し、「妻が夫の扶養に入る」「夫が妻の扶養に入る」といった使い方をされることが多いです。


扶養の種類

扶養とは大きく分けて「社会保険上の扶養」と「税制上の扶養」があります。


◯「社会保険上の扶養」
家族が社会保険(健康保険や厚生年金など)に加入している場合の扶養です。 被扶養者は扶養者と同じ社会保険に加入することになり、自分で社会保険料を納める必要がなくなります。


◯「税制上の扶養」
生計維持者本人に扶養する家族がいる場合に、生計維持者の年間収入(所得)から扶養人数に応じた額を差し引くことができる制度です。
家計を支える納税者の課税所得が減るため、住民税額や所得税額を抑えることができます。


「◯万円の壁」問題

家族の扶養内で働くことを考えている方が必ず知っておくべき、年収の壁について解説します。
壁とは税金や保険料がかかるようになる年収のボーダーラインを意味しており、100万円、103万円、106万円と金額によって発生する税が異なります。


◯100万円:住民税発生
年収が100万円を超えると住民税が発生します。
必ずしも100万円という訳ではなく、住民税の金額は各自治体によって異なる為、窓口で確認しておきましょう。


◯103万円:所得税発生
103万円を超えると納税者が配偶者控除を受けられなくなると同時に、自身に所得税の支払いの義務が生じることになります。


◯106万円:社会保険発生
年収106万円を超えると勤務先の社会保険加入が必要になります。


注意すべきは「130~140万円」

100万、103万、106万の壁に加えて、130万、150万、201万の壁も存在します。


◯130万円:社会保険発生
年収130万円を超えると、家族の扶養から外れ社会保険への加入が義務化されます。
自分で社会保険(健康保険や厚生年金保険など)に加入しなければなりません。


◯150万円:配偶者特別控除の減額
150万円を超えてしまうと配偶者特別控除が減額され始めてしまいます。
配偶者特別控除は201万円まで受けられますが、年収が増えるごとに段階的に減額されてしまうので注意してください。


◯201万円:配偶者特別控除上限ライン
201万円を超えると配偶者特別控除を受けられるギリギリのラインです。202万円を超えた時点で配偶者特別控除に加えて、社会保険上の扶養、税制上の扶養のすべての扶養から外れることになります。


扶養内で収入が130万円~140万円の場合、損をしやすいと言われています。
住民税や所得税を納めなければならなくなるうえに、社会保険料の支払い義務が発生します。


損をしないように働くならば130万円いないに収める、または140万円以上稼ぐようにするのがポイントです。


扶養内で働くメリット・デメリット

扶養内で働くことで得られるメリットと、起こりうるデメリットについてご紹介します。


扶養内で働くメリット

扶養内で働くメリットについてご紹介します。


扶養内で働くと、以下のようなメリットが得られます。
・所得税を負担する必要がない
・配偶者が負担する税額を抑えられ、手取りを増やすことができる
・保険料を納めることなく国民年金を受け取ることができる
・国民健康保険を支払わずに、医療費を3割負担にすることができる(130万円以内)


加えて、企業によりますが納税者の勤務先から扶養手当が支給されることもあります。


扶養内で働くデメリット

扶養内で働くことのデメリットについてご紹介します。


扶養内で働くことによって、以下のようなデメリットが生まれる可能性があります。
・得られる収入に制限が生まれてしまう
・将来、配偶者がもらえる年金が少なくなってしまう
・配偶者の働き方が制限されてしまう
・勤務先が見つかりにくい


メリットとデメリットの双方を理解しておくことが重要です。


扶養内で働く上での注意点

扶養内で働く上で気を付けておきたい注意点についてご紹介します。


交通費は含まれない

扶養内でできるだけ多く稼ぐことができるよう、交通費が年収に含まれるか気になっている方も多いと思いますが、税制上の扶養では交通費や通勤手当を年収に含める必要はありません。


ただし、1ヵ月あたりの非課税交通費の限度額は15万円と定められているので注意しましょう。


扶養控除には申請が必要

子供や親族を養うことで生じる負担を軽くするために設けられている税制度である扶養控除を受ける場合には、勤務先に「基礎控除申請書」を提出する必要があります。


「扶養控除等申請書」を勤務先に提出しなかった場合、年末調整を受けられないだけでなく、人的控除が適用されず、翌年の源泉徴収税額が大幅に高まるので、必ず提出をするようにしましょう。


派遣を活用して扶養内で働く方法

扶養内で働く上で押さえておきたい派遣先の選び方についてご紹介します。


年収に換算して考える

扶養の適用を考えるには、年収に換算して計算するようにしましょう。


自身が意識しておくべき年収の壁を決め、そのうえでどのくらいの収入を得たいかを考えましょう。
年収を12ヵ月で割り、月収を何円までに抑える必要があるのかをしっかりと頭に入れておきましょう。


配偶者と意思疎通をしっかりとる

扶養内で働くということは、必ず配偶者が存在します。


世帯収入に関わることですし、社会保険料や控除によってパートナーの負担額が大きく変化するので、配偶者と必ず相談をして意思疎通を取っておくようにしましょう。
家庭によって、年収の壁をいくらに設定するかも異なるので、しっかりと話し合うことをおすすめします。


求人検索を活用

扶養内で働くことができる求人を探す際には、求人検索ツールに「扶養内」という条件を加えて検索するのがおすすめです。


扶養内で働きたいと考えている方が多いため、扶養内というキーワードを積極的に使用している企業も増えています。
検索欄に「扶養内」と入力することで、扶養内で働くことができる派遣求人が一覧になるので、複数の求人を比較することができます。


派遣として働きたいとお考えの方は、フェローシップを利用するのがおすすめです。
フェローシップでは、幅広い業界・職種のお仕事をご紹介しているので、扶養内でも一人一人に合った理想の働き方を実現することができます。


こちらのエントリーフォームから無料でご登録いただけるので、ぜひ登録をしてみてください。
※フェローシップの登録はこちらから


まとめ

派遣として扶養内で働く場合、所得税や保険料を支払う必要がないなどのメリットに加え、収入が制限されてしまうことや将来の年金支給額が少なくなってしまうなどのデメリットもしっかりと理解しておきましょう。


また103万円、130万円など年収の壁を意識しながら、派遣として理想の働き方を実現させてみてください。


派遣社員として、自分に合った働き方を実現したいとお考えの方には、フェローシップがおすすめです。
フェローシップでは「スーパーアシスタント派遣サービス」 という完全育成型の無期雇用派遣サービスを提供しており、派遣としての働き方を全力でサポートしています。


各職種別に研修コースが準備されており、自身の希望するキャリアについてしっかりと考えたうえで働くことができるので、扶養内でも自身の理想の働き方をすることができます。


まずはフェローシップがご紹介できる求人情報をチェックしてみてください。

派遣事業部

フィットする求人がすぐ見つからない、転職はこれからという方

Fellowship登録 (転職支援サービス)をしませんか?
あなたに合ったキャリアプランを、いっしょに考えます