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仕事を探すために求人を見ていて、「派遣社員」と「契約社員」の違いについて気になったことがある方も多いのではないでしょうか。
就業時間が自由に選択しやすい派遣社員として働くか、収入が安定している契約社員として働くかなど、自分に合った働き方は何か考えている方も多いでしょう。
そこで今回は、派遣社員と契約社員の違いやメリットデメリットについて詳しく解説します。
また、自分に合った働き方に悩んでいる方は、一度フェローシップにご相談ください。
フェローシップでは、幅広い条件や職種の派遣のお仕事を多数取り扱っています。
充実した派遣先の求人情報の紹介だけでなく、キャリアプランを一緒に考えた上でサポートをおこなっております。
派遣社員と契約社員の違い
派遣社員と契約社員の大きな違いは雇用主が異なる点です。
雇用形態の違いについて解説します。
派遣社員とは
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び派遣先の企業で働くという就業形態にあります。
派遣会社から自分に合った就業先を紹介してもらい、人材を必要としている企業に派遣されます。
派遣社員の雇用主は派遣会社となるため、給与の振り込みは派遣会社からおこなわれます。
契約社員とは
契約社員は、就業先の企業と直接雇用契約を結ぶ就業形態です。正社員が契約期間が決まっていないのに対し、契約社員は契約期間が決められている企業直接雇用の「非正規社員」を指します。
契約社員の雇用主は就業先の企業となるため、給与の振り込みは就業先の企業から直接振り込まれます。
派遣社員のメリット・デメリット
派遣社員として働く前に、派遣社員について理解を深めておくことが大切です。
派遣社員のメリット・デメリットについてご紹介します。
派遣社員のメリット
まずは派遣社員のメリットについて、4つに分けてご紹介します。
仕事を紹介してくれる
派遣社員は、派遣会社に登録した後、自身の希望した条件と保有しているスキルが合致した就業先を派遣会社から案内してもらえます。
自分の手で求人探しから応募までおこなう必要がないため、効率よく自身にあった就業先を見つけることができます。
また、契約満了後も次の会社を紹介してもらえるため、安心して働くことができます。
派遣会社のサポートを受けることができる
派遣社員と聞くと、福利厚生がしっかりしていなくて心配と思う方も多くいます。しかし、派遣会社の中には、休暇制度や優待などの福利厚生が充実している派遣会社も多くあります。
派遣会社がおこなっている研修や資格対策講座などに参加することもできるため、スキルアップを目指すことも可能です。
就業先企業との交渉ごとを自分でおこなわずに済む
時給アップの交渉や業務中のトラブルなど、就業先の企業には直接言いにくいことを相談しなければならない時もあると思います。
そんな時、派遣社員ならば派遣会社と雇用契約を結んでいるため、派遣先の企業との交渉は派遣会社がおこなってくれます。 ひとりで悩まずに済むため、安心して業務に取り組むことができます。
自由度が高い
派遣社員は、自身のライフスタイルに合わせた職種、勤務地、勤務時間など自身の希望する条件で働くことができます。
また、直接雇用契約を結ぶ契約社員とは違い、派遣社員は契約した内容以外は仕事をおこないません。自分でスケジュールをコントロールできるため、趣味などに当てるプライベートの時間を大切にできたりと、派遣社員は契約社員よりも自由度が高いです。
派遣社員のデメリット
派遣社員で働くメリットは多くありますが、当然ながらデメリットも少ながらず存在します。
時給制である
派遣社員は、時給制であるケースが一般的です。働く時間によって毎月の給与が変わるため、不安定といえます。
また、基本的にボーナス等の支給もないため、ボーナスの時期になると仕事へのモチベーションが下がってしまう方も多いようです。
長期的に働けない
派遣社員には最長3年間という派遣契約の上限があります。そのため、いくら自身の希望に合った企業だとしても、3年以上は同一の企業で働く事ができません。
また、派遣の契約は一般的に3ヶ月ごとなので契約期間満了後、評価によっては契約更新されない場合もあるので注意しておきましょう。
スキルによって時給が変わる
派遣社員の中でも、エンジニアや薬剤師などの専門知識をもっている人材は、給与が比較的高く設定される場合が多いです。
スキルを持っていないよりは、持っていることにこしたことはありませんが、需要によっては時給への影響は少ないこともあります。
契約社員のメリット・デメリット
契約社員としての働くことを検討している場合もメリット・デメリットについて把握しておくことが重要です。
契約社員のメリット
契約社員のメリットについて、大きく4つに分けてご紹介します。
給与が安定している
派遣社員が時給制であるのに対し、契約社員は月給制が一般的です。月によって収入が変動する心配がないため安定した生活を送ることができます。
また、2020年4月から導入された「同一労働同一賃金」によって、正社員と契約社員間の待遇差の解消を目指す取り組みが始まりました。
そのため、正社員と同じ仕事内容の契約社員であれば、正社員と同等のボーナスが支給されます。
※同一労働同一賃金について詳しくはこちら(厚生労働省)
様々な業務経験を積める
契約時に業務内容が決められている派遣社員とは違い、直接雇用である契約社員はひとつの企業内でさまざまな業務を担当する事ができます。
正社員とほとんど同じような業務をおこなうことになるため、スキルアップやキャリアアップにつながる重要な業務を担当できる事も多くあります。
正社員になれるチャンスが高い
契約社員は、企業と直接契約を結んでいるため自身の仕事ぶりによって、正社員登用の可能性もあります。
企業にとって必要な人材であった場合、新しい正社員を雇用するよりも、リスク無く確実に雇用する事ができるため企業側にもメリットがあるといえます。
契約社員のデメリット
契約社員で働くメリットは多くありますが、当然ながらデメリットも少ながらず存在します。
転職活動が大変
契約社員の場合、就業先の企業との契約終了後は、また一から自分の手で仕事探しをする必要があります。
派遣会社が応募や面接のサポートをしてくれる派遣社員とは異なり、すべて自分だけでおこなうため転職活動時の負担が大きくなりやすいです。
すべて自分の手でおこなうことになる
契約社員は企業と直接契約を結んでいるため、企業との間に入ってくれる担当者はいません。そのため、派遣社員とは違い、給与や待遇面などいいにくい事もすべて自分の口から伝えなくてはなりません。
責任が重い
契約社員の場合、正社員と同じ業務内容を任される事が多いため、派遣社員と比べて大きな責任が伴います。
また、正社員と同じ業務のため、派遣社員と比べ自由度が低いといえます。
派遣社員・契約社員の違いを理解して求職活動を成功させよう
派遣社員と契約社員のそれぞれのメリット・デメリットを理解して自分に合った働き方を選択しましょう。
違いを理解できても「自分に合った働き方がわからない」と思う場合は、1人で悩まず転職のプロに相談してみてください。
フェローシップでは、転職について知識を豊富に備えたキャリアアドバイザーが在籍しているため、ご一緒に今後のキャリアプランを作成、それをもとに働き方のアドバイスをおこなわせていただきます。
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