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外国人 日本で働く 辛い
2021.10.05
あなただけじゃない!日本で働く外国人が「辛い」と感じる場面と対処法について解説[グローバル2]

厚生労働省の「外国人雇用状況」によると日本での外国人労働者数は約172万人と過去最高の人数を更新しています。


しかし、日本の文化や働き方のギャップなどが原因で日本で働くことが辛いと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。


そこで今回は、日本で働く外国人が「辛い」と感じる具体的な場面とその対処法について解説します。
対処法を実践することで、辛いと感じることが少なくなるかもしれないので、ぜひ参考にしてください。


日本での仕事が辛いと感じる方や、日本での仕事を探している方にはフェローシップ がおすすめです。
お仕事の紹介はもちろん、外国出身の社員も多数在籍しているため、働き方について悩みを相談することができます。


相談することで、根本的な解決や辛さが軽減する場合もあるので、まずは一度フェローシップに相談してみてはいかがでしょうか。
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グローバル事業部

日本で働く外国人が辛いと感じる場面10選

日本の外国人労働者が辛いと感じる場面についてご紹介します。


言葉が通じない

日本に限らず、母国を離れ外国で働く上で言葉が通じないことは最大の壁ではないでしょうか。


グローバル化が進み、外国人とコミュニケーションを取ることができるように世界共通語である英語を話すことができる人材を求めている企業も増えています。


しかし、まだまだ英語を日常的に話すことのできる人材は少ないため、思った通りに意思を伝えることができずストレスを抱えてしまう外国人の方も多いようです。


日本文化に馴染めない

日本のみに限らず、母国を離れ外国で働く際にはその国の文化の中で生活することになります。マナーやルールをはじめ異文化に慣れるまでがとても大変に感じる方が多いです。


お刺身や卵かけご飯などの生ものを食す日本の食文化や水道水を飲料用として扱うなど、外国では珍しい日本の食文化に抵抗を覚える外国人も多いです。


日本の文化や生活の安全性などにギャップを感じてしまう方は、自身に文化にあった生活様式を日本で取り入れることを考えておくと良いでしょう。


年功序列の評価体制

外国では成果主義の国が比較的多く、年齢やそれまでの経験等のバックグラウンドは関係なく実力によって評価される傾向があります。


減少傾向にはありますが、日本では昔の年功序列での評価体制の名残がある企業も多いため、もどかしく思ったり違和感を感じる外国人の方も多いようです。


フラットな人間関係を好む外国人には、上司には敬語を使うなどの言葉遣いを変える行為を面倒に感じることも多いです。


どんな場面でも笑顔が求められる

日本はおもてなし大国であり、様々な面でホスピタリティを求められます。


そのため接客業などの顧客と接する機会の多い仕事では、特にどんな場面でも日常的に笑顔で対応しましょうと教えられることが多いです。


楽しいことや面白いことがあったわけでもないのになぜ笑わなければいけないのか、笑顔を貼り付けている様に見えて外国人の方には不思議に感じるようです。


周囲に合わせる雰囲気

日本では、チームで仕事を進めることが多く協調性をとても大切にしています。


周りの人を気にして気を遣うことができるからこそ、皆が残業しているから自分も使わない、皆が有休使わないから自分も使わない等の風潮があります。


人も目を気にしすぎてしまう傾向にある日本人の風潮を「なんでこんなに我慢しているんだろう」不思議に感じる外国人の方も多いです。


ビジネスマナーを身につける必要がある

日本では、ビジネスマナーは社会に出て働く上で最低限身に着けておくべきものだと考えられています。


メールの文面や会話の時の挨拶など細かい決まりが多く、ただでさえ独特な文法の日本語を応用しなければならないため、多くの外国人の方が苦戦します。


日本のビジネスマナーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
日本のビジネスマナーが辛いと感じた際の対処法も合わせてご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
▶日本は異常?外国人が覚えておきたい日本のビジネスマナーとその考え方について


時間に非常に厳格

日本人は時間に非常に厳格というイメージをもっている方もいるかと思います。
日本は電車の時刻をはじめ、時間を守ることに重きを置いている方や会社は多いです。


仕事において時間に遅れることが評価に直結しやすく、10分遅れたら遅刻というイギリスやフランス、イタリアと比べ日本では1分遅れたら遅刻扱いになることもあります。


日本で働く際には、時間は正確に守ることを意識して行動すると良いでしょう。


飲み会など勤務時間外の交流が多い

日本では仕事終わりに同僚との交流を目的に飲み会が開かれることも少なくありません。
プライベートよりも仕事での行事の方が優先度が高い人も多く、プライベートを大切にする傾向の高い外国人の方には馴染みが無く辛く感じるかもしれません。


日本で働くのが辛いと感じる場合の対処法

日本で働くことが辛いと感じた時の対処法をご介します。ぜひ実践してみてください。


外国人の知人に相談する

日本で働いており、自分と同じような環境下の外国人の知り合いに相談してみましょう。


自分と同じような状況で働いており、感じることや思っていることを共感し合えるのではないでしょうか。
また、知り合いの工夫している点や心構えなどを知ることができるので、まずは誰かに相談するのがおすすめです。


母国語で相談できる窓口もある

「外国人労働者向け相談ダイヤル」「労働条件相談ほっとライン」「外国人労働者相談コーナー」は母国語で辛さや悩みを相談することのできる厚生労働省による相談窓口です。


全国どこからでも母国語での相談を受け付けています。ぜひご活用ください。
※「外国人労働者向け相談ダイヤル」は180秒ごとに8.5~10円の料金が発生します。


完全に日本文化に合わせる必要はない

日本の文化に馴染むことができず辛いと感じている方も多いと思います。


仕事におけるビジネスマナーなどのルールは仕方ないことかもしれませんが、プライベートとのバランスなど無理に日本文化に合わせる必要はありません。


異文化についてお互いに理解しようとする姿勢が大切なので、日本文化について知っておくだけでも十分ではないでしょうか。


職場を変えることで解決する場合も多い

日本文化が自分には合わず辛いと感じている方も多いと思いますが、日本文化ではなく現在働いている「職場」ならではの文化が合わない場合も多いです。


その場合は転職することで辛いと感じることや悩みが消えるケースもあるので、職場についてしっかりと見直し、転職も考えてみましょう。


外国人が日本で転職するポイント

外国人が日本で転職活動をする際のポイントをご紹介します。


外国語を話すことができるだけで大きなアドバンテージになります。母国語に加え日本語のスキルも含めて自身の強みについて再度確認しておきましょう。


資格やスキルを獲得しておくと有利

資格や専門的なスキル等を持っておくことで、転職活動を有利に進めることができます。
資格取得やスキル向上は転職だけではなくキャリアアップにも繋がります。


こちらの記事では、外国人の方が資格を取得するメリットやその方法について詳しく解説しています。本記事と合わせてぜひ参考にしてください。
▶︎外国人向け!就職や転職を有利に進めることができるおすすめの資格


転職のプロに相談することで安心して臨める

日本での転職活動が初めてで不安を感じる方は、転職のプロに相談することで安心して転職活動に臨むことができます。


フェローシップでは、経験豊富な担当者から充実したサポートを受けることができます。
辛いと感じることを相談することもできるので、まずはこちらの無料「簡単エントリー」から応募してみてください。


外国出身の社員もいるので同じ視点から悩みを共感してくれるでしょう。
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外国人に特化した求人サイトで効率よく仕事を探す

転職先を探すなら、外国人向けの求人サイトを利用することで効率的に探すことができます。


中国人の方ならTENJee がおすすめです。中国語を活かすことのできる仕事専門の求人サイトのため幅広い職種・業種の中から自分にぴったりの仕事を簡単に探すことが可能です。


まずは一度実際の求人情報をチェックして、どのような仕事があるのかイメージを掴んでみてはいかがでしょうか。
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まとめ

今回は日本で働く外国人が「辛い」と感じる場面やその対処法についてご紹介しました。


日本の文化に無理に合わせようとせず、会社の方に悩みを打ち明けることで、お互いの文化の違いを理解し歩み寄ることができるかもしれません。


会社の方に悩みを相談することが難しい場合も多いでしょう。
そんな時は「フェローシップ」にご相談下さい。仕事に関する悩みの相談から転職のサポートまでおこなっています。


外国人の方を積極的に採用している企業情報も豊富に取り揃えているので、まずは一度フェローシップがご紹介できる仕事についてチェックしてみてください。


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